江古田世界一周 第3部『ネパール』×『スワタントラ』編

2018年04月05日

私たちは、2017年の夏から、江古田で世界を一周する食旅に出ています。

世界各地の飲食店が数多く集まるこの江古田だからこそできる旅。

それでは今回も、その記憶の続きを記していきたいと思います。

前回の記事はこちら→江古田世界一周 第2部『中国』×『唐苑』編


・江古田世界一周の食旅は編集部員のリレー形式企画です。
・この企画は世界を食で一周することを目的としております。そのため、世界を下記矢印の方向に転々と周ることとなります。

・各国の記事はそれぞれの国を担当する編集部員らが編集していきます。私たちの個性が表れた文体や表現もお楽しみ下さい!
・食事の感想や、お店のレポートはあくまで各編集部員の個人的な意見です。ご了承ください。


第3弾目となる今回、私たちはネパールへ向かいました!


舞台となるお店は、スワタントラさんです!
店長さんはネパールで料理の修業をし、その後、自分好みの味を探すため、日本のインドレストランで2年ほど働いていました。そして、1998年に江古田にお店を開いたそうです。

基本情報
営業時間 ランチ 11:30~14:00
     ディナー17:00~21:00
     月曜定休日
電話番号 03-3948-1012
住所 東京都練馬区羽沢1-11-4

お店の前で、素敵なお花とかわいいカエルがお出迎えしてくれました。ほっこりしますね。

それではお店の中に入ってみます。


窓やドアから差し込む光がとても暖かく、落ち着いた雰囲気の店内。
壁には、お店のコンセプトでもある曼荼羅やタンカ(チベット仏教の仏画の掛け軸)がたくさん飾ってありました。

その中には、店長さんがネパール滞在時に、絵師であるネパール人のご友人に描いてもらったという作品も何点かありました。このタンカもその一つで、岩絵の具が使用されており、金色の部分は、純金の粉を真珠の粉に溶かしたもので描かれているそうです。
実は、ご友人は京都にあるあの東寺の曼荼羅も描かれたというすごい方なんです……!

そして、厨房の中も見させていただきました!

こちらは「タンドール」と呼ばれるかまどで、ナンや肉を焼くのに使います。店主さんが、ネパールから日本に帰るときに、飛行機に乗せて運んできたそうです。
実際にナンを焼くところを見せていただきました!

まず、タンドールの内側に、ナンの生地を貼り付けます。
そして蓋をして、数十秒から1分ほど待ちます。
蓋を開けると…



こんがりと焼けたナンが出来ます!
これにバターを塗って完成です。



出来立てでホカホカのナンはとてもおいしかったですよ!

それでは、今回私たちが頂いた料理を紹介していきます。


たくさんあるお料理の中から、今回は3品頂きました。

1品目は日替わりランチ。この日はダイコンのネパールカリーでした。

 

ダイコンのカレーは耳にしたことも食べること自体も初めてでしたが、パクパク口に運んでしまうほどとても美味しく頂きました!ミニサラダとドリンク、ナンもついているので、この1品で満足できるメニューです。

2品目は「ネパール巻き」です。

シェクワ(スパイシーチキン)とレタス、ターメリックライスをのりで巻いてあります。ごはんの甘さとスパイスの辛さが効いたチキンとの相性がぴったりでした。

最後の品は、「アルティムール」です。

ターメリック(ウコンの根茎を乾燥しパウダー状にしたもの)でゆでたジャガイモを、塩とサンショウにつけて頂きます。ひんやりとしたジャガイモに、ピリッとした塩辛さが絶妙でした。個人的にはとても病みつきになるおいしさです(笑)。

 

店主さんに聞きました!

Q.おすすめメニューは何ですか?
A.「ビセスタール」チーズリゾットカリー。ターメリックライスのチーズリゾットに、コリアンダーたっぷりのチキン煮込みネパールカリーを合わせました。

Q.人気メニューは何ですか?
A.「シェクワコリアンダーレモンソース」「ネパール巻き」

Q.お店のコンセプトはありますか?
A.曼荼羅、くつろぎ、癒し、ホッとする

Q.店名の由来は何ですか?
A.スワタントラとは、ネパール語で自由とか独立という意味です。私がネパールに住んでた時、民主化要請デモが盛んで、その時に叫ばれていた言葉です。

Q.なぜ江古田にお店を出したのですか?
A.東京・神奈川辺りで探していたところ偶然。

Q.江古田はどんな町だと思いますか?
A.コンパクトで優しい町だと思います。

Q.江古田にお店を構えてどう思いますか?
A.自分の領域とは違う、いろんな人と知り合えてよかったです。

Q.どのようなお店であり続けたいですか?
A.人生最後にスワタントラの料理が食べたいって言われる店であり続けたいです。

Q.武蔵大学生に一言お願いします。
A.踏み切り渡って北口へ(笑)学生生活大いに楽しんでください。武蔵大学の丸橋先生には大変お世話になっております!

温かく接してくださった店主さんが作る料理はとても美味しくて、どこかホッとした気持ちになりました。一度訪れたらまた来たい、そう思わずにはいられません。
季節はすっかり春。暖かい日差しに包まれながら少し足を延ばしてネパール料理「スワタントラ」さんを訪れてみませんか?

             Next trip is coming soon…Spain

                                (社会学部 1年 宮川・松尾)

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