武蔵大学 生命の水
ある日の昼下がり…
(コマツ)授業終わったね。
(オボカタ)昼ごはん食べにいこうか。
(コマツ)そうだね…あれ?あそこで1年生が泣いている。行ってみよう。
(1年生)うぅ…。
(オボカタ)どうしたんだい?
(1年生)実は、キャンパス内に自動販売機がありすぎて使い分けられないんです…
(コマツ)一大事じゃないか!?今からどういうときにどこで買えばいいのかケース別に教えてあげるから安心してくれ。
(1年生)ありがとうございます!!!
(オボカタ)ジャンジャン紹介するから聞き逃さないでね!!!
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(CASE1 図書館前で勉強しすぎた場合)
図書館から出てくるコマツ…
(コマツ)8時間通して参考書読んで、けっこう疲れたな。少し外に出て風にあたろ…。
(オボカタ)やあコマツ、勉強か?さすがだな。
(コマツ)いや、本と遊んでいただけだよ。ただ少し疲れてね…
(オボカタ)コーヒーでも飲んで一服すればリラックスできそうなものだけど。自動販売機となないかなぁ。
(コマツ)図書館の近くに、そんなものあるわけ…こ、これは!?
こうしてコマツは救われた…
(ちなみに…図書館内は閲覧室のみ、密封容器入りの飲み物を飲むことができます。)
(CASE2 愛校心を潤したい場合)
(オボカタ)♪むさし~、むさし~、むさし~…
(コマツ)オボカタまた武蔵大学讃歌口ずさんでるよ…ところで武蔵の水って知ってるか?
(オボカタ)なんだよそれ、そんなすばらしい商品があるのか!?それはどこで売っているんだよコマツ!!
(コマツ)相変わらず暑苦しい奴だな…3号館学生ラウンジ前の自動販売機だよ…。
~3号館学生ラウンジ前の自動販売機前に移動して~
(オボカタ)コマツ!!見ろよこの自動販売機!!武蔵大学のロゴマーク付きの自動販売機だぞ!!さらに、そのマークが印刷された水まで売ってるぞ!!(ゴクゴク…)しかもなんておいしいんだ!!
こうしてオボカタの愛校心は保たれた…。
(CASE3 体育の授業で疲れた場合)
(コマツ)おいおい…どうしたオボカタ。体育の授業なのに疲れすぎじゃないか…。
(オボカタ)いやぁ、もう歳だな。肉体の老化には逆らえないわ…。
(コマツ)いやお前まだ十代だろ…なに言ってるんだよ…しょうがない。なにか体育館の前で飲み物でも奢ってやるよ。
(オボカタ)さすが、コマツ!!イケメン、高身長、いじられキャラ!!
(コマツ)最後の一言余計だろ…。
こうしてオボカタは蘇った…
(CASE4 授業の前に喉が渇いた場合)
(オボカタ)次は6号館で授業か。なんか喉乾いたな。喉乾いたよなコマツ。
(コマツ)いや、もう奢んねえぞ…。
(オボカタ)あっ、あんなところに自動販売機がある!
(コマツ)(えっ、こんなところ※に自動販売機あったんだ…)だから、もう奢んないって言ってんだろ!!
※はなみずき広場から、6号館2階に向かう階段の下
人のいいコマツは、結局オボカタにジュースを奢って次の授業に向かった…。
(CASE5 生協が混んでいるのに喉が渇いた場合)
(オボカタ)喉乾いたなぁ…あれっ…食堂も生協購買書籍部も混んでるよぉ…。
(コマツ)こんなときは!!2号館前の自動販売機へ!
(オボカタ)いよいよコマツが自動販売機のセールスマンみたいになってきたな…。
こうして2人の喉の潤いは保たれた…
(CASE6 サークル活動中に喉が渇いた場合)
(コマツ)ふぅ…。今書いている記事も、一段落ついたな。やっぱり編集室だと、作業がはかどる。
*Webマガジンの編集室は10号館2階にあります。
(オボカタ)さすがコマツ。記事を書くだけではなく、タイピングの音で「トルコ行進曲」を奏でるなんて、人間ワザじゃないよ。
(コマツ)ははっ、練習すれば、誰でもできるようになるさ。
(オボカタ)いいものを聴かせてもらったお礼にジュースを奢らせてくれ。なぁに、気にするなよ。もし気にするようなら今度はコマツが奢ってくれ。じゃあすぐ下の階に自動販売機があるから買ってくるわ。
(コマツ)…。ありがとうな。(俺がいつも奢っていること、忘れているのか…?)
こうしてコマツは複雑な表情でジュースを受け取った…
(CASE7 空中庭園で喉が渇いた場合)
(コマツ)空中庭園で読書もなかなかオツなものだな。
(オボカタ)何を読んでいるんだ?
(コマツ)広辞苑。
(オボカタ)さすがコマツ、努力を怠らない男。
(コマツ)いやいや大したことないよ。オボカタは何を読んでいるんだ?
(オボカタ)砂漠で遭難した人の伝記。筆者の気持ちになるために、もう3日は水を飲んでないよ。あぁ…目の前がかすむ…。
(コマツ)おい!大丈夫か!?今水を買ってくるから待っててくれ!!!8号館3階に自動販売機は…あった!!
こうしてオボカタは一命をとりとめた…
(CASE8 3号館学生ラウンジで喉が渇いた場合)
(コマツ)3号館学生ラウンジで日本の経済と政治の未来について話してたら、もうこんな時間か。
(オボカタ)さすがコマツ。ここまでくるともうドン引きだな。
(コマツ)ノンストップで話したからのどが渇いたな。
(オボカタ)俺も…だよ…ガクッ
(コマツ)おい!どうしたオボカタ!?
(オボカタ)コマツの話についていくために徹夜で勉強してたんだ…
(コマツ)そうだったのか…今コーヒーを買ってくるから待っていてくれ。飲んだら熱い議論の続きしような。
(オボカタ)え…寝たい…
(コマツ)さて、議論の続きをしようか。
こうして二人は日本の未来を熱く語った…
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(1年生)ありがとうございます!!!先輩方のおかげで、迷わず飲み物を買えそうです!!
(コマツ)礼はいらないよ。後輩を助けるのが、先輩の役目だからね。
(オボカタ)その通り。俺はいつも熱いハートをもって人に接しているよ。
(コマツ)あー走りたくなってきた。さあ!あの夕日に向かって飲み物を買いに行こう!!!
(1年生)はい!!!
コマツとオボカタは走り続ける…。1年生の笑顔のために…!!
完
(社会学部2年 小松崎晃 小保方紀瑛)