武蔵の誰かの三時点。
「お医者さんになりたい」「お花屋さんになりたい」
…そんな幼い頃の夢。
それが現在、現実となっているかもしれないし、違った生き方をしているかもしれない。
思い描いていた通りだったりそうではなかったり、もしかすると思い描いていた以上に充実している現在。
もちろん、すべての人が常に先のことを考えているという訳ではなくその時その時を過ごしている人も。
生き方や考え方は人それぞれで、
「何が正しくて何が間違っている」などということは無いのではないでしょうか。
この企画では、武蔵に関わるふたりの人物の
「思い描いていた未来の自分」「それに対する現在の自分」「これからの自分」
の3つの時点を紹介していきます。
さまざまな人の ”これまで” に触れることが、皆さんが自分自身について考えるきっかけとなればと思います。
前編は、社会学部3年の山瀬有華さんです。
約20年間、どのようなことを考え、どのような変化があったのでしょうか。
the past には、かつて自分が思い描いていた自分自身の未来について
the present には、現在の自分自身について
the future には、自分自身が今後どのようになっていくと予想しているか/どのようになりたいと考えているか
を記してもらいました。
自分自身の未来を思い描けなかった山瀬さんの変化のきっかけは、自分自身の意志。
大学進学を決意し、上京し、大学生活を送るなかで、今は過去を大切にする将来を思い描いている。
色々な道を通って悩んできた分、現在の山瀬さんの意欲や思い描く将来像があるのではないかと思います。
ある時には先のことが考えられなくても、ある時点を境に急に将来像が見えてくるかもしれない。
そう思うと、現在の状況に満足できていなくても、焦る必要はないように思えてきませんか?
▼△▼最後に、山瀬さんの3つの時点を象徴する写真を選んでいただきました▼△▼
past
アルバイトをしていた結婚式場でのブライダルフェアの際に撮影された1枚。
自分の将来を少しずつ見据えられるようになってきた頃に撮影され、
とても印象に残ってる写真だそう。
present
遠くにかすかにスカイツリーが見えて、線路の先に青空が広がってるのが綺麗で撮影したとのこと。
”自分の将来もこの写真のように、先に青空が広がっていればいいな” と山瀬さん。
future
”いつか私自身も暖かい家庭を築いて、またここに来たい”
初めての野球観戦で同じユニフォームをきた男の子と出会い、
思わず撮ってもらった1枚。
いかがでしたでしょうか。
ここで紹介していく ”武蔵の誰かの三時点” が、
自分の人生を謳歌している方や、現在の状況に不安を抱いている方の、
「現在(ココ)まで・現在(ココ)・現在(ココ)から」に少しでもプラスになればと思います。
≫ 後編は、武蔵大学へ講師としていらしている先生の3つの時点をご紹介します。
[社会学部3年 大前]