武蔵のインターンシップ事情~インタビュー 公募型編2~
「武蔵のインターンシップ事情」と題し、「インターンシップ」や「就活」について、武蔵大生が何を考え、どのような行動をしてきたのか、アンケートとインタビューの両面からお伝えしてきました。
最後に3年生の私(中村)自身の体験談を紹介したいと思います!!
<インターンシップ体験談4>
編集部員 中村の場合
性別:女性
種類:公募型
業界:公社・官庁
参加期間:8月下旬~9月上旬の9日間(週休2日)
◎インターンシップを選んだ理由
現在、広告や広報を専門とするゼミに所属している事や、ウェブマガジンの活動経験から、広告や広報に関する仕事に興味を持つようになり、そのような業界のインターンシップを探していた時に、就活情報サイトで県庁のインターンシップを見つけました。公務員ですが、広報に携わる事の出来る広聴広報課を見つけ、インターンシップの仕事概要が、自分がやりたいと思っていた経験と一致していると思った事から、エントリーシートを提出し、採用していただきました。
◎仕事内容
1週目は広報紙担当、2週目は、魅力発信担当として、広聴広報課での仕事を経験しました。まず、広報紙担当の時には、広報紙のアンケート集計の為の分類分けをを行ったり、広報紙で取り上げる企画を考えたりしました。次の魅力発信担当の時には、県の様々なキャラクターの紹介文を考えたり、フリーペーパーで取材する方を誰にするかの提案を行ったりしました。また、県の情報を発信するラジオやテレビの収録現場を見学させていただくなど、県庁以外の方々と関わる機会も多くありました。最終日には、インターンシップに参加した学生がそれぞれ、インターンシップを経験した中で学んだことなどについて発表を行いました。
◎インターンシップをやってみて
初めての経験でとても緊張しましたが、やってよかったと思います。自分の中にあった公務員のイメージが、インターンシップを通して、本当にそうだったと実感したり、反対に予想外の事もたくさん発見できたりしました。公務員というと、デスクワークがメインのように思われる方が多いと思いますが、私が経験した広聴広報課のように、テレビやラジオのメディアでの情報発信を行うなど、民間企業との関わりもあり、様々な経験のできるお仕事だと感じました。また、県庁の方々の中には、この仕事を選んだ理由として、2,3年ごとに所属先が変わる為、「いろんな仕事ができるから」とおっしゃる方もおり、公務員の魅力を知る事ができて良かったです。
◎大変だった事
県の広報紙では公共性を保つ為に、紹介するお店の場所や、ジャンルなどに偏りがないよう、公正な視点で企画を考えなければいけないので、その条件を守り、且つ面白いアイデアを出す事は難しく、県庁の広報における情報発信の大変さを実感しました。
◎楽しかった事
広報紙の企画書作成は、ウェブマガジンの活動に通じるものがあり、どんな記事が良いか考えていた時はとても楽しかったです。また、私の所属がメディア社会学科という事もあり、ラジオやテレビのお仕事をしている方々と話したり、その収録現場を見たりした事は、とてもワクワクしました。
◎アドバイス
インターンシップを通して、その仕事について知る事だけではなく、そこで働く人達にも注目して、積極的に話を伺うと良いと思います。「その仕事のどんな所に魅力を感じているか」、「これまでどんな風に働いてきたか」などの話から、そこで働くという事はどういう事なのか、イメージが湧きやすくなります。また、インターンシップの申込締切はあっという間なので、定期的に就活情報サイトをチェックし、気になる所はまずエントリーし、インターンシップの詳細が分かるようにした方が良いと思います。それから、長期休暇中は比較的、予定を調整しやすいですが、秋冬のインターンシップは、土日に限らず平日に行われる事も多い為、1,2年生のうちに授業を積極的に受け、3年生でゆとりを持てるようになると、日程で仕方なく断念するという事も減ると思います。
5回に渡り「インターンシップ」についてお届けしてきましたが、皆さん、いかがだったでしょうか?
誰しも就活への不安はあると思いますが、就活を通して、学ぶ事もたくさんあるのではないかと思います。
就活の為に、「インターンシップ」に絶対参加するべき!という事ではありませんが、「インターンシップ」に参加する事で、実際に働く社会人の姿を間近で見たり、お話ししたりする事で、普段味わうことのできない刺激が得られるかもしれません。
また、興味のある業界についてさらなる理解を深める事も、自分の向き不向きを知る事も大切な事だと思います。
これから3年生はいよいよ就活本番!自分の将来と向き合い、自分にとってベストな選択ができるよう、頑張っていきたいですね!!
[社会学部 3年 中村つぐみ]