江古田世界一周 第4部『スペイン』×『アランダルース』編
世界各地の飲食店が集まる江古田で、食の世界一周をしようというこの企画。
1年の時を経てついにヨーロッパはスペインまで到達しました。
その旅の記憶を皆さんと共有したいと思います。
前回、ネパールにいた時の記事はこちら⇒https://webmag.musashi.ac.jp/?p=19968
・江古田世界一周の食旅は編集部員のリレー形式企画です。
・この企画は世界を食で一周することを目的としております。そのため、世界を下記矢印の方向に転々と周ることとなります。
・各国の記事はそれぞれの国を担当する編集部員らが編集していきます。私たちの個性が表れた文体や表現もお楽しみ下さい!
・食事の感想や、お店のレポートはあくまで各編集部員の個人的な意見です。ご了承ください。
さて、早速本題に入ってみましょう!
今回訪れたのは「アランダルース」というお店です。
ALANDALUS 基本情報
営業時間 ランチ 11:00~15:00
ディナー 17:00~23:00
定休日 火曜日
TEL 03-3565-1301(電話予約可)
住所 〒176-0005 東京都練馬区旭丘1-75-1 2F
お店の名前「アランダルース」はアラビア語での言い方です。スペイン語では「アンダルシア」、スペインの自治州アンダルシア州のことです。アルハンブラ宮殿があるところです!日本にも「アンダルシアに憧れて」という歌謡がありますよね。日本人が憧れる美しい場所です。
ではなぜアラビア語なのか?気になりますよね?
それは、アラビア語がモロッコの公用語だからです。
そもそも、スペインとモロッコの位置関係をご存知ですか?
実はこんなに近いんです!ジブラルタル海峡を挟んで簡単に行き来できる距離なのです。だからスペイン料理のお店といっても、店内はモロッコタイルであふれています。店主さんもスペインとモロッコのダブルなので、モロッコタイルのものだけではなく、モロッコ料理もたくさんありました。料理の話は後ほど♪
ちなみにアンダルシア州はここ↓
少し説明すると、8世紀初頭にイスラームのウマイヤ朝が東方から侵攻してモロッコを征服し、モロッコのイスラーム化が始まった、アラブ人はモロッコを拠点にジブラルタルを越え、イベリア半島の西ゴート王国(今のアンダルシア地方)を滅ぼし、イスラーム化を進めた、、、なんて世界史で習いましたね。懐かしいです。……まあいろいろ書きましたが、つまりはアンダルシア地方とモロッコのつながりは深いっていうことです。
お店があるのは2階。モロッコタイルの階段が迎えてくれます。最近こういう柄流行ってますよね。タイルを細かくカットして組み合わされた幾何学模様、ゼリージュと言うそうです。女子たち~!映えますよ~!!
お店の中に入ると、店主さんが笑顔でお迎えしてくださいました!店主さんと従業員さんの会話はすべてスペイン語。異国にいる気分になれるのも、このお店の素敵なところですね。
江古田にお店を構えて12年目になるというアンダルシア。なぜ江古田にお店を構えたのかお聞きすると、そこには「長いストーリー♡」と意味深な答えが…企業秘密のようです(笑)。ここだけの話ですが、以前は川越でお店を開いていたとか。もう22年も日本で生活をされているという店主さんですが、住んだことがあるのは川越と江古田だけ。江古田は静かで緑が多く、とても暮らしやすい街だと嬉しそうに語ってくださる店長さんを見て、なんだか私も嬉しくなりました。私たちと一緒にもっと江古田を盛り上げていこうではありませんか!!
とにかく店内のモロッコ模様がきれいなんです!皆さん、下の写真、それぞれどこを撮影したものだかわかりますか?
答えは~①メニュー裏 ②天井 ③テーブルクロス ④柱 です!どこもかしこもモロッコ模様で溢れていて温かい雰囲気なのが魅力的です。BGMもモロッコのものなんですよ~。何とも言えない独特な音楽がやみつきになります。
天井には世界中の国旗が飾られています。天井に物が飾られているって視界が明るくなってワクワクしますよね。この雰囲気、好きです♪
日本の国旗もばっちりありましたよ~。
私たちが伺ったのはディナーの時間帯。外の暗さと室内の明るさが調和して和やかなムードを作り出しています。ゆっくりと流れる時間……平和。ほんっとに平和。世界平和もそう遠くはないと思いましたね。
昔は武藏大生がよく打ち上げをしていたけれど「最近はあまりない」と少し寂しそうな店主さん。
料理はとってもおいしくてボリューミーで映えますよ~。おすすめの料理を訊くと「全部!」とのこと。
本当においしいんです!ここからは私たちがいただいた料理を紹介していきます。
右 【スペインオムレツ マッシュルーム】
左 【モロッコサラダ】
分厚いオムレツとゴロッと入ったマッシュルームは見た目も味も最高です◎
モロッコサラダは彩り豊か。マリネでさっぱりしていて暑い日にぴったりです。
【卵とトマトのオーブン焼き】
アツアツなうちにパンにのせて食べると…たまりません。
黄身とトマトが合いすぎます。
【マドリード風もつ煮込み】
日本で言う「もつ煮込み」をスペインでは「callos」と言い、牛の胃を赤ワインで煮込んだ料理です。
においやクセがなくスープの味がしっかり染み込んでいます。
ひよこ豆も入っていて、これまたおいしい。どんどん食べられます。
【ミートボールのタジン】
日本で人気のタジンもアランダルースで食べることができます!
タジンはお肉と香料をかけた野菜をグツグツ煮込んだ北アフリカ伝統の鍋です。
とんがり帽子みたいな蓋を開けた瞬間から、おぉ!となりました。
具だくさんで、ミートボールが小さめで食べやすい。そして肉汁たっぷりです。
そして、お待ちかねの…
【魚介のパエリア】
スペイン料理の定番ですね~。彩り豊か!!!
店主さんが「かわいい」と勧めてくれたパエリア(笑)
確かにカラフルな野菜と豪華なシーフードはアートチックで目の保養ですね*
このパエリア、見た目だけじゃなく味も最高です。
エビはぷりっぷり。
米ひとつぶひとつぶに魚介と野菜の味がバランスよくしみ込んでいます。
レモンをかけたら、さらにスプーンは止まらない。
これはリピートしたくなりそうです。
そして、お料理を堪能した後にモロッコティーをいただきました♪
【モロッコティー】(ポットとグラスがかわいい…)
モロッコのお茶はミントティーが定番だそう。
ミントのとてもさわやかな香りとまろやかな甘さが食後のお腹と心を落ち着かせてくれました。
店内ではお料理だけでなく、モロッコ雑貨の販売もしています!
バラ水、ティーポット、ランタン、スリッパなどなど…。
ほとんどの物が手作りだそうです。(ランタン、欲しいな…。)
ちょっとおちゃめな店主さんがいるスペイン・モロッコ料理「アランダルース」。
そこはメニュー豊富で大満足の料理を堪能できます。
もちろん一人ごはんもいいですが、たくさんの料理があるので友達や家族とシェアするのもおすすめです。
江古田駅から徒歩5分で、スペインとモロッコへ同時に食旅ができるなんて最高ですよ!
ゆっくりのんびりとランチに、ちょっとご褒美のディナーに行ってみてはいかがでしょうか♪
Next trip is coming soon American South…
(社会学部 1年 山田・人文学部 1年 染谷・社会学部 3年 小保方・社会学部 3年 小松崎)