経験者は語る。「受験生よ、これがゼミの武蔵のリアルだ。」

11月も終盤になり、2020年が終わるまで約1ヶ月となった今…

武蔵大学を受験する諸君は、オープンキャンパスや学校パンフレット等で何よりも強調されている言葉を知っているだろうか。

その名も「ゼミの武蔵」

今回は、武蔵大学の受験生向けホームページに記載されているゼミの5要素について紹介し、その実態はどうなのかを個人的な見解のもと、述べていきたいと思う。

皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは! 社会学部2年のあらいです。

秋もあっという間に過ぎ、冬の寒さが目立つ季節になってきましたね。私も季節の変わり様に追いつけず、朝は布団から出られない日々が続いています()

さて、今回は、私自身も入学前から事あるごとに聞いていた「ゼミの武蔵」について書いていきたいと思います。

主に私の所属するメディア社会学科の例をもとに話が続いていきますが、他学部でのゼミもホームページに記載されている5要素を基本的には含んだものになっていると思うので、ぜひ今回の記事を読んで、ゼミのイメージを掴んでいただきたいと思います!

 

 

まず、1つ目の要素は「ゼミは、少人数」ということです。

ゼミ以外の講義の多くは、約30人以上の生徒に対して教師1人が講義を行う形をとっています。この形は、他大学でも同様で、大学生になったら自由に席に座ったり、友人と一緒に授業を受けたりすることが大学の醍醐味でもありますよね!高校生までの席替えによるドキドキ感はないですが、授業の際に毎回好きな人の近くに座る可能性はぐーーんと高くなりますよ!(笑)

 

急に恋のアドバイスをしてしまいましたが、

一方で、ゼミは教師1人に対して10数人の生徒で編成されるため、より先生に質問や相談をしやすく、普段の講義では話ができないような人とも関わりやすい環境ができています。34年生の専門ゼミになると、各ゼミの人数がバラバラになるので、ゼミによってはより少ない人数で受講することができるときもあります。

また、ゼミの席は、講義のように受講者全員が前を向いているような配置ではなく、コの字型やロの字型など自由な配置が多いので、生徒同士の顔が見やすいようになっています。目を見て会話をすることが苦手な人は、克服できるチャンスかもしれませんよ!恥ずかしがらず、どんどん目を合わせにいきましょう!()

 

さあそこで浮かび上がってくるのが2つ目の要素である「ゼミは、双方向」です。

 

ゼミでは、教師の話を聞くだけでなく、生徒から発信する場面が普通の講義より確実に多くなります。中でも、パワーポイントを使った研究発表や生徒間で討論や質疑応答をすることが多く見られます。私自身も1年の前期から早々にパワーポイントを作って、教科書の内容を自分なりに解釈し発表する場がありました。さらに、2年生の後期になってからも使う場面がゼミだけでなく、他の授業でも多くなったため、もう少し早いうちから慣れておけばよかったなと思うこともあります。入学する前に、一度触れておくと授業に入りやすいかもしれませんね!

 

または、稀にいるパワーポイント作りの猛者に作り方を教えてもらうのもいいかもしれませんね!私が所属した1年次のゼミでは、実際にパワポを作る猛者がいたので、その人の作っているところを見ながら色々技を盗んでいました(笑)そういう意味では、ゼミは得意なことを発揮したり、他の生徒の得意なところを見ることができたりする機会でもあります。

 

そして、3つ目の要素は「ゼミは、専門的」ということです。

普段の講義では、各分野の中でもより基礎の部分を学びますが、ゼミは教員の専門がゼミのテーマになっているので、ゼミに入ることでより専門的な学習ができますし、自分のやりたいことを極めることもできます。

 

ゼミの教員は、専門的な研究を長年行っているので、学外でのつながりも強く、就活や卒業研究の相談も私たちのレベルに合わせて話してくださいます。私も大学の教員は、難しい単語ばかりを使っているようなイメージをしがちでしたが、むしろゼミの先生に聞いたほうが分かりやすく、プラスアルファの知識を得られることもあります!

 

武蔵大学で長く勤務されている方であれば、江古田の美味しいご飯屋さんなどの知識も多く持っているらしいので、ぜひ聞いてみてください!私も先生に聞いて、実際に行ったご飯屋さんもあるので、この情報は確実だと思います()

 

 

 

4つ目の要素は、「ゼミは、創造的」ということです。

普段の講義は、教員の話を聞いたり、提示された文献を読んだりするなど常に受け手側になることが多いですが、ゼミでは2つ目の要素でも書いたように自分から発信する場面つまり送り手側になることが多くなります。

それと同時に、研究テーマや課題を自ら提案する機会も増えるので、創造力や発想力、批判的な見方など様々な力を鍛えることができます。

 

高校生までは、講義のような聞く側になる授業がほとんどで、ゼミのような授業体系に最初は戸惑ってしまうかもしれませんが、ゼミで積極的に発言することで、自然とそういった力がついてくるので、周りを恐れず、どんどん発言しましょう!

そうはいっても慣れないメンバーの中で発言するのはなかなか難しいと思うので、他の人が発言するときにリアクションをとったり、教員が意見を求めたときには意見を述べてみたりするなど自分のできる範囲から始めてみましょう!

 

ちなみに私も自分から発言することがあまり得意ではないですが、講義の際は常に「なぜ?」と思ったことをメモしたり、内容についての意見を持ったりするような習慣を意識しています。また、ゼミの雰囲気によって発言しやすさも変わってくるので、心地いいゼミの雰囲気を作ることも大事ですね。

 

最後の5つ目の要素は、「ゼミは、絆が生まれる」ということです。

 

 

講義では、個人に課題が課され、期限までに文献を読んだり、まとめたりするのもすべて一人で行うことが多いですが、ゼミでは、テーマに沿って複数人が問題解決を目指し、話し合ったり、資料を読み込んだりするため、グループで活動する時間がゼミの授業時間のほとんどを占めます。

 

ゼミは、ゼミの時間だけでなく、授業時間外でも集まって話し合ったり、発表の準備をしたりすることも多いので、ゼミのメンバーと話すことも自然と多くなります。また、専門ゼミになるとゼミ合宿に行ったり、2年次でもゼミによってはフィールドワーク(研究テーマに沿った場所を実際に訪れ、インタビューやアンケート調査などを行って、資料や情報を収集する活動)などで県外に泊まりに行ったりするところもあるようです。

 

私も2年次に、長野県と山梨県へフィールドワークに行かせていただく機会がありましたが、なんとメンバー5人の中で女子メンバーは私一人だけ…(笑)今年度はゼミもオンライン授業でほとんど話したことがないようなメンバーだったので、行くまでは本当に不安で仕方がありませんでしたが、いざそういう状況になると話せるのだという自分の適応能力に驚きました!

 

ゼミの雰囲気によって、話し合いの進み具合やメンバーの参加率も差が出てきやすいので、性別関係なく、誰とでも話してみることをおススメします!ここで話すことに慣れておくことで、コミュニケーション力の習得にも差が出ますよ!

 

さて、今回は武蔵大学の代名詞である「ゼミの武蔵」のリアルについて話してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?

イメージ通りだった方も、イメージとは少し違った方も武蔵大学のゼミの特徴を少しでも掴んでいただけましたか?

 

ゼミは大学生活の中でも重要な授業であり、最高の成長の場であると思うので、ぜひこの記事で特徴を掴み、覚悟を決めておきましょう!成長を感じながら楽しい未来を過ごすか、ただただ時間が過ぎていくような未来を過ごすかはあなた次第です!

受験生の皆さん、ゼミの武蔵で大学4年間を楽しみませんか?

社会学部 あらい

(参照:武蔵のゼミ)

(素材:いらすとや)

PAGE TOP