大学生の必需品。イヤホン調査!

2019年10月14日

今や大学生の必需品のように思われるイヤホン。登下校時など、移動中には欠かせないアイテムになっているのではないでしょうか?

登校中の電車に乗っていてふと周りを見渡すと、大勢の人がイヤホンをしていると気が付きました。特に朝の満員電車では、身動きが取れないしんどさに耐えながらでもイヤホンがあれば音楽が聴けるので、ストレス解消になると重宝されているようです。

そこで、実際、武蔵大学ではどのくらいの学生が移動中にイヤホンを使っているのか、調べてみることにしました。

今回は、バス・電車での登校中に限定し、武蔵大生100人にアンケートを取り、結果をまとめました。その後、登校中にイヤホンを使う派・使わない派にインタビューし、メリット・デメリットなどを伺いました。

過去に武蔵大生の電車通学に関する記事が出ています(今すぐ読みたい方はこちら)。音楽を聴いて登校している人が全体の30パーセントと、意外と少なかったようです。ですが、この調査から2年もたっていますし、登校中に音楽を聴く人の割合も増えてきているのではないでしょうか。その変化も期待できそうです。

早速ですが、アンケート結果発表!

登校中にイヤホンを「使用している」86%、「使用していない」14%、という驚くべきイヤホン使用率!!

これはまさに「必需品」です!20人のゼミなら17人はイヤホンをつけて通学していることになりますね。

イヤホン使用者の中で「ワイヤレス」58%、「有線」36%、両方使っている人6%と、半分以上がワイヤレスイヤホンなのにもびっくりです。紐が絡まらない楽さが人気の理由のようですが、有線イヤホンのいいところもあるはず!次のインタビューでその点についても伺ったのでお楽しみに!ヘッドホン愛用者もいるかと期待していたのですが、今回のアンケートでは0人でした。冬ならまだしも夏は汗だくになってしまいますもんね…。

イヤホンを使用していない人の理由は人それぞれでした。多数回答されたものが多かったので、気分によっていろいろなことをしているんですね。

アンケートにご協力してくれた皆さん、ありがとうございました!

さて、ここで気になるのが、86パーセントもの人がイヤホンを使用して登校する理由、逆に、14パーセントの人がイヤホンを使わない理由ですよね。そこで、イヤホン使う派・使わない派それぞれの理由を、メリット・デメリットとともに聞いてみました。

No.1 イヤホン使う派〈有線イヤホン派〉:M.S さん

Q 登校中にイヤホンを使っている理由は?

身動きが取れない満員電車の中でも退屈でなくなるような気がして、音楽を聴いたり、英語のリスニングをしたりしています。今後、ラジオやオーディオブックにも手を出そうかなと思っています!

Q 音楽を聴きながら登校するメリットは?

耳が楽しくなると少しは暇でなくなるし、疲れも取れる気がします。音楽を聴きながらスマホで他のこともできるし、何なら音楽を聴きながら寝ることも可能なので、自分の世界に入れてなんだかんだで好きな時間です、朝の満員電車。ワイヤレスイヤホンにしないのは充電が面倒だからですが(笑)、有線は絡まって大変なこともあるので2つ使いは憧れですね。

Q 逆に、デメリットは?

ずっと大音量で音楽を聴いているので耳が悪くなってしまいそう、というのは考えます。あとは、外の音が聞こえなくなるリスクが怖いですね。電車の中ならまだしも、歩きながら音楽を聴いていると後ろからの車に気づかずヒヤッとした経験がある人も多いのではないかと思うので、安全性の面では十分気を付けなければと…。

No.2 イヤホン使わない派:りんご さん

Q 登校中にイヤホンを使わない理由は?

電車の雰囲気を感じて溶け込む感覚が割と好きなんです。新聞を読んでいる人、いびきをかいて寝てる人、背の高い人、低い人…、毎日同じようで全く違う光景で、それを見るのが日課みたいなところがあります(笑)電車の中ではスマホをいじったり、課題をしたり色々です。もちろんイヤホンで曲を聴きながら登校したい気分だったらそうしますが、いつもではないですね。

Q イヤホンを使わず登校するメリットは?

周りの雰囲気を感じるのが楽しいし、かわいい親子の話が聞こえてくるのとか、結構癒しだったりします。耳も痛くなりませんし、携帯の充電節約にもなります(笑)

Q 逆に、デメリットは? 

音楽に触れる機会が少なくなるし、気分が上がらないときは本当に上がらないです…。周りのテンションが低いとそれに影響されやすくもなりますね。音楽を聴いて登校してテンション上げていくスタイル、確かにいいかもしれません(笑)

さて、アンケート結果とそれぞれの意見、いかがでしたか?

イヤホン使用率の高さに驚く一方で、使わない派の意見もなるほど、と深く納得しました。

音楽を聴きながら通学することの良さは主に「ながら〇〇」ができる点と、「周りの音をシャットアウト」できる点にあるようです。たとえ電車で立ちながらでも、イヤホンさえあれば音楽を聴きながらスマホをいじれたり、本を読めたり、課題をやる強者もいますよね。さらに、まだ頭が働かない状態の私たちをイライラさせる周りの騒音もイヤホンがあれば聞こえないようにできちゃうんですね~!アンケートの中にも、「曲は流していないけど防音のためにイヤホンを耳にはめている」という回答があって驚きました。音楽を聴くだけでないイヤホンの可能性に感動しちゃいました(笑)

それに対して、イヤホンを使わない人は、考え事をしたり、仮眠に費やしたり、「通学時間=つらいもの→音楽でつらさ半減」という考え方をせず、通学時間も自分のために過ごしている感じがしてかっこいいです。特に電車の人間観察、やってみたくなりました。

 

以上、長々と分析をしてみましたが、イヤホンは朝の満員電車を眠い中頑張って通学する私たちの素晴らしき味方であるとも思いつつ、たまにはイヤホンを外して周りを見、外の世界と触れ合ってみるのも大事だと感じました。電車に乗るや否や最大音量で曲を流し目をつむる私ですが、気分転換もかねて時々は周りを見渡しながら静かに自分の未来に思いを馳せてみる時間も大事にしたいところです。

この記事を機に、退屈だった通学時間に新たな可能性を見出してみてはいかがでしょうか。皆さんの朝の通学時間に幸あれ!

 

【素材:ぱくたそ/LINE FREE DESIGN/いらすとや

(社会学部2年 山田)

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