【授業体験談】三学部横断ゼミのウラ側!
秘密結社の異名を持つ武蔵大学三学部横断ゼミ(以下、横断ゼミ)!!いったいどんな活動をしているのか、その実態に迫る!!!
といっても堅苦しいものではなく、横断ゼミを実際に履修した私が、授業以外での活動を含め現場リポートしていく、ゆる~い企画です。気楽に見ていってください♪
ところで皆さんは、学部の壁の窮屈さ、感じていませんか?
大学生活を送るうえで、なかなか越えられないのが学部の壁。一緒に授業を受ける友達はどうしても同じ学部の子に限定されがち、ですよね。
その問題を一瞬で解消し、学部の壁をぶっ壊せる場所。それが、横断ゼミです!!
横断ゼミ(三学部横断型ゼミナール・プロジェクト)・・・ 担当企業が果たしている社会的な役割や貢献を「CSR*」という観点から捉え、大学生にも理解しやすいように編集した「CSR報告書」を作成する、という課題を三学部合同のチームで取り組みます。 *CSR・・・「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」の頭文字を取ったもの。企業が社会の一員として人や環境に対して行う貢献や配慮のことを指します。 |
存在は知っているけど、、、興味がないわけじゃないけど、、、なんとなく敷居が高いような気がしてしまうのが正直なところではないでしょうか。私も、横断ゼミの最終発表を初めて見たときは、こんなレベルの高いこと私には無理!と思いましたもん。しかし、いざ履修してみると、チームで頑張って一つのものを作り上げていく過程が青春以外の何物でもない!!堅苦しいイメージとは違う、緩さや楽しさがそこにはありました。
実際、横断ゼミの最終授業では、「もっと横断ゼミの楽しさを知ってほしい!」という意見が多く上がりました。これはもう、ムサシウェブマガジンの出番だ!と思い、今回は、学校のパンフレットには載っていない、ガイダンスでは教えてもらえない、横断ゼミの真(裏?)の姿を、皆さんにお伝えしたいと思います。
(横断ゼミの仕組みや真面目な面はこちらから→三学部横断型ゼミナール・プロジェクトホームページ・三学部横断ゼミブログ)
それでは早速、横断ゼミに潜入~~!ところどころで解説される11個の「横断ゼミの魅力」にもご注目ください♪
〈プロローグ〉出会いは突然。すべてはここから始まった。
横断ゼミの説明会、志望書の提出を経て…、緊張感漂う初日。
はじめましての私たち。ぴよぴよ。
緊張してて探り探りでのスタートでした。自己紹介タイムも、「はじめまして」の後に30秒間の沈黙が流れたり。正直このままやっていけるのか心配でしたね(笑)
最初の授業では、チーム顔合わせ、役割分担決めを行ったり、授業課題やパソコンのガイダンスを聞いたり。説明を聞いていると、不安が楽しみやわくわく感に変わっていく感覚。。。
横断ゼミの魅力①相棒のパソコンをゲット! 企業秘密を扱うなどの理由から、一人一台学校のパソコンを借りることができます。半年間という短い間ですが私にとっては共に歩んだ相棒でした。最終授業が終わりデータを全部消して返却したときはもう、好きな人が記憶をなくしちゃった切ない韓ドラのヒロインになった、そんな気分…(?) |
〈第一話〉居場所ができた喜びを感じて【フェーズ1】
一通りガイダンスが終わると、いよいよチームでの活動がスタートします!
まずは学部ごとの作業です。今までの授業で得た知識を思い返しながら、3学部それぞれの視点から担当企業を見ていきます。
横断ゼミの魅力②学部ごとのフェーズ1、学部横断のフェーズ2 初めから学部を横断して作業するわけではなく、中間発表に向けてまずは学部ごとの視点から企業を見ていきます。横断するって言っても私社会学部らしいこと言えるのかな…っていう不安も、フェーズ1での学びによって解決~★ |
学部ごとに授業の教室も別。なんて贅沢なことでしょう!
チームメンバーとのスケジュール調整をして、授業外でのミーティングも行います。図書館やラウンジでもできるかもしれませんが、騒がしいし、黒板を使いたいし…って思ったそこのあなた!なんと…!
横断ゼミの魅力③教室を申請できる! 授業外の話し合いのために、事前に申請して教室を使うことができます。長時間教室を確保し、スキマ時間に集まるという有効活用も。誰もいないときは静かな教室で他の授業のレポートを進めるという裏技もあったりねっ(/ω\) |
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申請した教室に自習しに行くと、チームメンバーがそこで作業をしていたこともしばしば。そんな時のちょっとした雑談でお互いのことをよく知れて嬉しかったです。
~授業外ミーティングの教室の居心地が良すぎて陥る事態ベスト3~
【3位:チームメンバーがくるまで就寝】
仮眠室として活用するのも、あり…?
【2位:女子たちがすっぴんで登場】
眼鏡マスク集団が出来上がります。すべてをさらけ出す感じいいね!(ポジティブ♪)
【1位:常にお腹が幸せ】
腹が減っては戦はできぬ!!腹ごしらえあっての話し合いですよね。武蔵大学の周りには、コンビニもいっぱいあるし、ケーキ屋や牛丼屋も充実(*´▽`*) 立地の良さに感謝した瞬間でした。
ずっと何かしらおいしいものを食べてましたね(笑)夜まで頑張っていると先生方や先輩方から差し入れをいただけて、お腹は常に幸せでした。
横断ゼミの魅力④頑張れる源!差し入れ♡♡♡ 夜まで作業しているときの差し入れは天下一品!どんな高級料理よりもおいしく感じました。チーム内でもお菓子を買い合ってストレスをためないよう気遣い合いました。ちょっと太ったのは内緒(#^.^#) |
〈第二話〉学部の違いが面白い!中間発表会
フェーズ1の集大成となる中間発表会では、企業の方と他のチームに向けて、学部ごとの課題を各チーム15分で報告し合います。
同じ企業についての発表なのに、他の学部からの視点だと自分たちと全然違う発表でびっくり。普段のゼミでは味わえない不思議な感覚でした。
発表が終わると友達からお疲れ様メッセージが!中間発表はひっそりと秘密的に行われるんですが、存在は分かってもらえてました。
その理由は…!
横断ゼミの魅力⑤大学のツイッターやブログで紹介されて女優気分 普段の授業や発表会の様子は、大学のSNSやHPに掲載されます(´▽`*) 他人に見られると思うと俄然やる気が出てきますね!
・武蔵大学ツイッター→こちら ・三学部横断ゼミブログ→こちら |
そして発表後はついに横断チームでの活動スタート!!各学部の知識が集結すればもう無敵★
〈第三話〉これぞ大学生の青春!ついに学部の壁を越えた!
さて、いよいよ学部横断メンバーでの活動スタート。エネルギッシュなチームワークづくりのために、あんなことやこんなことを…。
【1.謎に外で話し合う】
気分転換もかねてピザパーティを開催してみたり。学部横断してもとりあえず食べ物が充実していれば仲良くなれる説:立証。
【2.カードゲームしがち】
特にトランプはチームビルディングのレクの中で最も簡単でやりやすいですよね。上級者は「愛してるゲーム♥」とか「本気の告白ゲーム♥」とか、盛り上がるらしいですよ(笑)
【3.ドレスコード統一で一体感?!】
見た目から合わせていくスタイル、私は好きです。服を合わせるという発想がまず天才的。
ゼミ大会の運営で学校に来ていたんですが、ちょっと教室をのぞき見したらみんなでおそろいの格好してバナナ食べてたのは衝撃的過ぎました(笑)
横断ゼミの魅力⑥他の授業・サークルも本気で!? 今回横断ゼミを履修したMさんは、なんとゼミ大会で優勝!ケーキでお祝い!補い合ったチームワークもそうですが、スキマ時間を有効に使って全てを全力でこなす力すごいですよね!他にも部活の大会やコンクールも並行して、ギリいけます!たぶん! |
この時期サークルで忙しかったので会合中はよく死んでました(笑)家でできることを率先してやったりと計画的に作業する力はついたと信じたいですね!!
ちなみにこの写真は、「ドレスコード:青」らしいんですが…、いや、やる気ある?!全然青じゃなくない!?(笑)まあ、この適当さが、横断ゼミを乗り切る秘訣だったりするのかもしれませんね。完璧を求めすぎると危険かも?
遊んでばっかりいるじゃない!だから準備が発表ギリギリまでかかったのよ!と怒られそうですね(; ・`д・´)
ちゃんと作業している写真も引っ張り出してきましたよってね。
さまざまな方法でチームワークを高めたおかげで、話し合いではみんなが意見を出しやすい雰囲気になりました!
紙媒体の資料が大量になってくると整理がうまくできなくて混乱してくるのは私だけじゃないはず。資料をデータ上で管理・共有する作業を専用SNSを使って簡単にできたのが本当にありがたかったです!
横断ゼミの魅力⑦専用のSNSで効率的な情報共有!! 横断ゼミ専用のSNSがあります。欠席した会議の議事録を確認したり、共同で進めるパワーポイントの途中経過を投稿して引き継いでもらったり、有効に活用していました。人数が増えてくると全員で集まれる機会も減るからすごく便利! さらに、授業後には日記を書いてSNSにアップ。絶対これのおかげで語彙力向上した気がしてます。 |
担当企業のことをよく知るため、企業の事務所や展示会、セミナーで、社員の方への取材も体験します。ところで、シャーペンおそろいじゃん!!
横断ゼミの魅力⑧企業訪問で足で稼ぐ情報! 企業を訪問し、インターネット上の情報ではなく自分たちの目で見た企業の雰囲気も報告書に取り入れました。社員の方にインタビューする経験も貴重! |
学校が閉まった後も校門前で反省会。
夜の変なテンションになっちゃうところまで来ると逆に楽しい、ってやつですね。議論が激しくなっても、帰る前のこの時間でチームワーク修繕!(^^)!
さて、そんなこんなで、報告書が完成!みんなで折り折りします。ページを見返して思いを馳せながら…。
横断ゼミの魅力⑨パソコンに強くなる! CSR報告書はpublisher(パブリッシャー)なるソフトを使って作成します。私は存在すら知らなかったのですが、いざ使ってみると自由自在で楽しい!!ゼミが終わった後も病みつきになって、好きな写真とデザインで今年のカレンダーを作りました(笑) 他にも、発表時のパワポ、レジュメづくりのワードやエクセルはもちろん、企業訪問や懇談会で使うレコーダー、カメラなど、機械に強くなれました。こりゃ使わな損だわって思う便利な機能、こんなにあったとは! |
最終発表会の前日。校門前でパシャリ。
真冬の夜。クリスマスの5日前。どことなくエモさを感じる決起集会でした。ファイティン~!
〈第四話〉涙の最終発表会
最終発表会では、企業の方や学長、教授、学生、さらに発表者の家族の方々など大勢の前で、各チーム30分の発表をします。
満面の笑みで発表してるつもりなんです(笑)圧倒的な人数の聴衆にビビりました。
パワポポチポチも慎重に…。
発表者、パワポ担当、応援やタイムキーパーに分かれました。発表中に前を向くと口パクで「笑顔~~!」。最後まで心強かったです。
発表が終わると企業の方や先生方からコメントをいただきます。ここでのお褒めの言葉は涙が出るほどうれしいです。
各学部のチームリーダーが横断ゼミを振り返っての感想を発表する時間もありました。「この三か月は私にとって、とても濃いものでした。」で思い出が走馬灯。
完璧な発表ができたわけではないし後悔もあるけれど、たくさんの人が聞いてくださり、発表に対して丁寧にコメントしてくださったことで、頑張ってきてよかったと思うことができました。
発表後、先生からの「よくやった」で私の涙腺は完全に崩壊しました。
言い忘れていましたが、横断ゼミは「泣けるゼミ」だ!という記事が、4年前に発行されていますので、ぜひ読んでみてくださいね。→こちら
発表会の後は企業の方と立食会。達成感と開放感で、気分は最高★
最終発表では言えなかったけどこんな意見も出たんです~と企業の方にお伝えし、コメントをもらえたので、最後まで努力が無駄にならなかったのがよかったです。
発表して泣いて食って撮って、慌ただしくも充実した、思い出に残る1日になりました。
楽しむところと真面目に取り組むところのギャップが身についたのもいいところ。メリハリをつける癖がついたおかげか、大感涙写真大会の後の突然のパソコン整理タイム。素晴らしいオンとオフの切り替えでした(笑)
ちなみに、この写真を撮影した側のベンチでは、女子たちでオバショット。
〈第五話〉最後の砦、社会人基礎力発表で、成長を実感。
最終発表までの横断ゼミでの活動を振り返り、自分たちの成長や挫折を、社会人基礎力に絡めて発表します。
中間発表や最終発表とはまた違った、発表方法を工夫した楽しい発表を最後にぶちかましましょう。
1か月おきにキャリアコンサルタントとの面談があるので、そこで自分のやってきたことを言葉にして話す経験ができて、成長を感じられました!
横断ゼミの魅力⑩キャリアコンサルタントの面談が受けられる! 国家資格キャリアコンサルタントの方の面談が受けられちゃうのはとっっても魅力的。自分の弱みを強みに変える方法はもちろん、就活に生かすためには…といった話まで教えていただきました。 さらに、フェーズ1、フェーズ2の最後にチームメンバーの良いところやダメなところを言い合う時間があるので、客観的な自分が知れたのはとても良かった、って、就活を成功させた先輩が言ってました。 |
〈エピローグ〉お疲れ様会!私たちの挑戦はまだまだ続く・・・
半年間ありがとう~~涙!!!の会は必須ですよね。
最後に打ち上げをして、横断ゼミは幕を閉じた…。早くも横断ロス。しかし、「横断ゼミの終わりはスタートだ」って日記に書いている人が多かったです。横断ゼミでの経験で得たものをより自分のものにしていくために、私たちの挑戦はまだまだ続く…!!!
以上、現場からお届けしました!
まとめ:横断ゼミ楽しい。
ということで横断ゼミの魅力、ラストはこちら!
横断ゼミの魅力⑪楽しい♡ 総じて、楽しかったな、と思います。みんなでお菓子食べて騒ぐのも楽しかったけれど、それだけでなく、今まで特に目標もなく、熱中できるものが何もない大学生活を送ってしまっていたので、やりがいを見つけ、みんなで団結して頑張ることができたことが、とても楽しい経験だったな、と改めて実感しています。思い出が美化されているのでしょうか(笑) |
楽しかったし成長できたので、本当は皆さんに紹介しておすすめしたくない!っていう気持ちもあるのですが(笑)、今回は特別に、横断ゼミのウラ側を余すところなく皆さんにお伝えしました。
武蔵大学の大きな魅力「横断ゼミ」。学生の皆さんは、ぜひ履修してみてください!
(社会学部2年 山田)