石山蓮華さんインタビュー
こんにちは!編集部員の安藤です
皆さんは石山蓮華さんを知っていますか?
既にご存じの方も、そうでない方も、
ひとまずご紹介させていただきます!
~石山蓮華さんプロフィール~
電線愛好家・文筆家・俳優。1992年生まれ、埼玉県出身。TBSラジオ「こねくと」(毎週月~木曜日14:00~17:30放送)でメインパーソナリティ。電線愛好家として『タモリ倶楽部』などのメディアに出演するほか、日本電線工業会公認「電線アンバサダー」としても活動。著書に『犬もどき読書日記』(晶文社)、『電線の恋人』(平凡社)がある。近年の出演作はドラマ「日常の絶景」(テレビ東京)など。
石山さんは武蔵大学の卒業生でもあり、
きじキジOGでもあるんです!
そんな石山さんにお会いできるということで
大学時代の思い出話はもちろん、
是非電線への愛も伺いたい!
ということでインタビューの前に
緊急企画!電線コンテスト!
きじキジ部員から募った電線写真の中から
ベスト1を決めて頂きました
石山さんからのご講評もあるので
ページはそのままで!
普段電線に興味がない人も、
この企画をきっかけに電線を見つめる機会が増えるのでは?
ということでざっくりと出場作品の紹介を~
↑一つ一つ丁寧にご講評してくださる石山さん
石山さん
―江古田で撮った電線写真はわかりますね~
江古田の雰囲気が写真からも伝わる。
(すごい…!写真で江古田がわかるの⁉)
↑①の写真について
―こんな校舎ってありましたっけ?
そうなんです。11号館は2022年にできました。
―真ん中に電線がスーッとはしっている感じが電線を見る写真として優れていて、視線誘導がお上手だと思います。
↑②の写真について
―この写真は電線がどうつながっているかがとても分かりやすい写真です。
一番上の3本の電線には6600Vの高い電圧がかかっていて、その下には100V・200Vの電線がはしっているんです。
↑③の写真を見て
―私が学生時代によく見上げていた電線の感じに似ています。いろんな電線を愛でるための要素がこの一枚の写真の中でギュッと詰まっているという印象です。画面の上の方にぐるぐる巻かれた線があるのが分かりますか。あれを私は南国系と呼んでいます。
↑④の写真を見て
―西日があたって影の電線と実物が両方見られるところが結構好きですね。
↑⑤の写真を見て
―スペースをとても活かしていますね
意図的に道路を広く切り取って、上の電線を目立たせるような意図を感じます。
画面右側のつる植物が電線の上の方まで張っている様子も見えますね。
↑⑥の写真を見て
―画面中央で電線と絡まっている枯れた植物のツタや秋っぽいかすれた空から季節の変わり目を感じます。電線って実は四季を感じますよね。ということを表現されていていいですね。
↑⑦の写真を見て
―電線の姿を思い浮かべた時に、まず一本電柱が立っていて、そこから線が伸びていくようなイメージを浮かべる方が多いのではないかと思うんですが、鉄道の線にもこういう丸があるんだよっていうのは発見としてすごく面白いです。
↑⑧の写真を見て
―ここの道はよく通っていました。
電柱は、上に向かってすぼまっていった形になっている様子がなんとなく感じられて素敵です。
たまに考えるんですけど、もし電柱、電線だけを残して全ての建物がなくなったら、電柱は道と街の形に残るんだよなと思って、そういうことも想像させてくれるいい写真だなと思いました。
そしてついに!電線愛好家石山さんが選ぶ
栄えある1位の発表!
ドゥグドゥグドゥグドゥグ……
―5番!
1位の作品にお花をつけて頂きました
以下、電線名誉教授石山先生による講評
―下をスカスカにして
上の電線を見てください!
という電線を見せるための構図として
すごく分かりやすかったから5番にしました。
あと、この霧雨のような天候で撮ったことで
線の軌跡がよく見える感じも
いいと思いました!
江古田の写真じゃなくてすみません!
引き込み線は山間部に行くと長いんだな…。
ちなみに引き込み線がどこかというと…
↑ここですね
ということで電線コンテストも終わり、皆さんお待ちかねのインタビューに移ります!