【大学保健室に聞いてみた!】イチ押し!武蔵のマスク事情
あけましておめでとうございます!
あらいです。新年、個人記事1発目の執筆です!今年も宜しくお願い致します!
それでは皆さん、突然ですが「どんなマスクをつけていますか?」
2020年1月15日に新型コロナウイルスの国内初感染が確認されてから1年が経ちました。
友人と遊びに出かけたり、ご飯を外に食べに行ったりするだけでなく、ふらっと外に出かけるのにも今やマスクが欠かせない世の中になってしまいましたね。
この1年間だけで生活が激変した皆さん、同時にマスクの種類や効果も以前とは全く違うものになっていることをご存じでしょうか?
武蔵大学では、2021年度から徐々に対面授業が行う予定ですので、感染症対策により一層生徒一人一人が取り組まなければなりません!
そこで、今回は武蔵大学保健室のSさんにお話を伺い、各マスクの効果と武蔵大学の感染予防対策を調査してきました!ぜひこの機会にこの記事を読み進め、自分なりの感染予防対策を一緒に見つけていきましょう!
なお、この記事はマスクを着用することを前提に進めていきますが、事情により着用できない方もいらっしゃることを忘れてはいけませんね。
それでは、隊長!(この記事を読んでいる皆さんです)調査報告します!
※既に役に入っています。
【調査Ⅰ:各マスクの効果について】
Profile1:不織布マスク
まずは、不織布マスクです。隊長は、このマスクが一番なじみがあるのではないでしょうか?マスクがジャバラで、鼻の部分のワイヤーがフィットするような形になっています。様々な研究結果を見ますと、フィルターが多いほど口から吸いこむウイルスだけでなく、口からはき出すウイルスを防ぐ効果も高いとされており、この不織布マスクが最もオススメされています!保健室のSさんもこの不織布マスクを1番に推していまして、武蔵大学の教職員にもオススメしているそうです。
実際に不織布マスクをつけているイラストがこれですね。
ちょっと待った――――!
ここで注意です。
不織布マスクを着用する際は、鼻まで覆うことが重要です!また、サイズが大きいと隙間ができ、効果が十分に発揮されなくなってしまうので、自分の顔のサイズに合ったものを使用することも重要です!
隊長、ご購入時には十分気を付けてください。鍵をかけないとウイルスが出入りしてしまいますよ…。
自分だけでなく、周りの人の感染も防いでいきましょう!
Profile2:布マスク、ガーゼマスク、洗って使えるマスク
次は、布マスク、ガーゼマスク、洗って使えるマスクの3種類についてです。布マスクは、不織布ではない服やハンカチなどの布から作ったマスクですね。生地が柔らかく、顔にもフィットしやすいと思います。
ガーゼマスクは、国から配られ、使用している方も多いのではないでしょうか。ガーゼが何層も重なったものがマスクになっていますが、あまり柔軟さはないので大きさには気を付けたいところですね。
近年、使用する人が増加した洗って使えるマスクは、従来の使い捨てマスクより何回も洗える分コストがあまりかからないと思っている方もいらっしゃると思います。また、デザインもスタイリッシュで、様々な色が発売されているので、洋服に合わせて選んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ちょっと待った――――!
ここで注意です。
これら3種類のマスクは、不織布マスクと比べると効果が劣っていると言われています!
マスクと口の間に不織布を入れるなどの対応を取れば、効果は高くなるようですが、わざわざ不織布を買うのも面倒ですよね…
また、独自調査ではありますが、コスパを比較してみると箱の不織布マスクのほうが洗って使えるマスクより安いんです!
1か月を30日として、3枚入りの5回洗って使えるマスク(530円)と40枚入りの使い捨て不織布マスク(約880円)を比較します。結果、洗って使えるマスクは1ヶ月の中で2袋使用するので値段が1060円になり、不織布マスクのほうが180円安いということになります!しかも不織布マスクは40枚入りなので、次月に繰り越すこともできますし、その差はどんどん広がっていきます!ただでさえ、お金が足りない大学生…。私もそのうちの一人ですが、月一の180円以上の損失はイタいですよね…。
これはもう財布のひもを緩めないためにも、不織布マスクを購入したほうがコスパが良さそうですね…!
「でも毎日白じゃ気分があがらない」、「かわいいマスクを付けたい!」そんな人もいると思います。近年の不織布マスクは、白だけでなく、黒や黄色、ピンクや紫など様々な色の物も発売されていますし、白のマスクに自分で絵を描いてみるのはいかかでしょうか?
気分はモノではなく、自分で上げましょう!自分がブランドになるんです!
Profile3:ハンカチやバンダナで口元を覆う
さて次に調べたのは、マスクを着ける代わりにハンカチやバンダナ等で口元を覆うことです。普段からこの格好をしている人はあまり見ないですが、家から外に出るときにマスクを着け忘れた代用で使用する場合がありますね!普段から持ち歩くハンカチやこの季節だとマフラーなどで口を覆うことができるので、いつでもどこでも作ることができるマスクですね。
ちょっと待った――――!
このように口元を覆うだけの場合も注意です!
口元を鼻の上で固定して抑えているだけの状態なので、密着が不十分であり、密着していない部分に空気内にあるウイルスが付着してしまう可能性があります!付着しているならいいのですが、その部分を触った手でご飯を食べたり、どこかの粘膜についてしまっていたりすると感染のリスクがグッと上がってしまいます…。
いつ忘れてもいいように、カバンの中に予備用のマスクを必ず準備しておきましょう!
マスクケースもデザインが増えてきているので、かわいいデザインやお洒落なデザインで気分を上げましょう♪
Profile4:フェイスシールド
4つ目は、フェイスシールドです!顔の表情を見せるときや目の粘膜からの感染を防ぐものとして多く利用されています。顔の表情を見せないとメッセージが伝わりにくい時にも使用できますし、顔を見て話をすることができますね。何らかの理由でマスクが着用できない方にはこのフェイスシールドがオススメです!顔をしっかり覆うことのできるフェイスシールドを着用することで、ある程度の飛沫の拡散を抑えることができます。
ちょっと待った――――!
しかし、ここで注意です。
フェイスシールドはマスクを着用した状態と同じ過ごし方をすると効果が下がってしまうので、人混みを避けたり、他の人と会話するときにソーシャルディスタンスを保って会話したりするようにしましょう!最近では、家で本格的な料理を作れるキットや家で楽しめるアイテムなどもどんどん発売されているので、私は外に出るより家で過ごすほうが、もはや楽しくなっています…。
隊長もぜひ私の島に遊びに来ませんか!?申請待ってます!(笑)
Profile5:マウスシールド
最後に報告するのは、マウスシールドです!ラジオやテレビなどでもこのマウスシールドが最近では多く使用されているのを見かけますね。マウスシールドは、発表や手話などで口の動きを見せたいときやフェイスシールドと同じように顔の表情を見せるときに効果的なものだとされています。普通のマスクと比べてマウスシールドは開放感があり、くしゃみなど口から出る飛沫をブロックすることができます。
ちょっと待った――――!
ただ残念なことに、このマウスシールドは状況によってはほとんど効果がないんです…。
講義のように広い空間の中で、相手と距離がある場合ならマウスシールドでも飛沫をおさえることができますが、近い距離で話すとなると、どうしてもマスクに比べて肌に付着する可能性が高くなってしまいます。付着するリスクを負わないように、口や表情が見えなくてもいい場面では不織布マスクを積極的に使用していきましょう!
また、噂によると、長時間の使用は顎がめちゃくちゃ痛くなるらしいです…。隊長、あごを守るためにもマスクをオススメします…(笑)
ここからは少し番外編ですが、こんな“マスク”も調査してきました!
1つ目は、【ガスマスク】です。
ガスマスクは口元だけでなく、目や顔の表面まで覆う“マスク”です!正直、私自身息をどこでするのかも、どこで入手できるのかも全く分かっていませんが、コスプレ用でない本物の防毒マスクなら効果があるかもしれません!ただ、ガスマスクを着けるのに必要なものは、勇気だけです!このマスクを着けることによって、今までにないくらいの注目を浴び、周りの人からの視線を人生で一番感じる瞬間が訪れてしまう気がします。しかし、効果は抜群なので、学校生活を明るくしたいという方はぜひ試してみてください!ただし責任はとれません!ごめんなさい!
2つ目は、【N95マスクや防塵マスク】です。
このマスクは工事現場や医療現場で使用されているところを多々見ますね。このマスクはウイルスを完全にブロックするので、効果は抜群です!しかし、このマスクはフィルター効果がとても高いため、普通の人は10分~15分程度で息苦しくなってしまうそうです。息苦しさで結局マスクを外してしまう状況になるのは避けたいので、肺活量にものすごく自信があったとしても、ここは我慢をして、普通のマスクをつけることをオススメします(笑)
3つ目は、【顔マスク】です。
顔マスクは、一番大事な口元と目元ががっつり空いているので、そのまま使用するのであれば効果はほとんどありません。しかし、顔への付着はブロックしてくれるため、中にマスクをつけてから着用すれば、効果はグンと上がります!ガスマスクと比べて顔マスクは入手しやすいですし、柄も多々あるので、学校生活を楽しく送りたい方や今回のコロナで落ち込んでしまった空気を盛り上げたい方はぜひマスクプラスで着用してみてください!(笑)
さて、各マスクの効果について報告してきましたが、ここで私が上記のお話を聞いて、感染予防できるマスクの組み合わせNO.1を発表したいと思います!
それはこちらです!
【フェイスシールド+顔のマスク+不織布マスク】です!
顔の表面を守りながら、目も口元もバッチリ覆うことができる完全形だと思います!
しかしながら、これだけは言っておきます。絶対にこれで大学には登校しないでください。
大学に入る以前に、正門の守衛さんにおそらく止められます。
隊長は自分の出来る限りの感染予防を行ってくださいね!無理せず、しっかりとです!
【調査Ⅱ:武蔵大学の感染予防対策について】
今年度は、原則オンラインでの授業が行われ、後期では対面授業が行われるものもちらほら見受けられました。現在は、緊急事態宣言が発令され、対面授業も中断されてしまいましたが、来年度からは待ちに待った対面授業が行われます!
学校の対策としては、主に「3密の回避・マスクの着用・手指消毒の徹底・検温」が行われます。まだ、実際にどのような形で授業が行われるかは分かりませんが、おそらく席を1個ずつ空けた着席や窓・入口等の扉を開けた状態での授業が行われるのではないかと思います。
また、検温は基本的に自宅で計ってから大学へ登校するような形になります。熱が無くても体調が悪かったり、味覚障害を起こしていたりと体に異変があれば無理せず休むことをオススメします。しかし、朝は何ともなかったのに授業の途中から体調の異変を感じることもあると思います。その時は保健室や教職員の方々が非接触型の体温計を用意していますので、すぐに相談してください。
武蔵大学保健室は、必要に応じて保健所と連携しており、学生さんから感染したという報告があった場合、保健室の看護師が学生さんから聞き取り調査をします。それと並行し、保健所が必要と判断した場合は、大学保健室と連携します。保健所よりクラスターと判断された場合は、エリアの消毒や一部閉鎖を行う方針だということです。不十分な感染対策とされないよう、普段から意識をして3密の回避や手指消毒を行っていきましょう!
その他の保健室の取り組みとしては、看護師・保健師が駐在しており、内科医や精神科医などの医師も来校するため、気軽に相談できる環境が整っていることが挙げられます。大学の保健室なので、利用も無料ですし、詳しい検査が必要な場合は病院への紹介状を書くこともできるそうです。
看護師・保健師と相談希望の場合は当日の相談が可能ですが、医師と相談希望の場合は、事前の予約が必要となっています。対面以外にも、Zoomや電話、メールなどを使用し、医師に相談することができるため、おすすめです!医師の来校は不定期なので、利用したい方は、武蔵大学保健室に連絡し、来訪日時を確認しましょう!(通常授業時は、大学3号館・10号館にあります電光掲示板に掲載しています)ぜひ何か気になっていることや体調の変化で聞きたいことがあれば利用してみてください!
それでは最後に今回インタビューをさせていただきました保健室のSさんからコメントが届いていますので、ご紹介します!
『新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い再度緊急事態宣言が発令され、不安な毎日を過ごされている方もいらっしゃると思います。
新型コロナウイルス感染症は、発症前から発症直後にかけて感染性が最も高まります。
症状の有無にかかわらず、マスクの着用、手指衛生、感染リスクが高まる場所を避けるなどの感染予防対策をお願いします。
症状がないからと、マスクを外す、または正しく着用せずに知人と近い距離で会話し、その後感染が判明したケースも多くみられます。
効果的な感染予防を実施していきましょう。
また、バランスのとれた食事や十分な睡眠をとることで免疫力もアップしますので、できることから始めていきましょう。
ストレスも大敵ですので、リラックスできる時間がもてるといいですね。
皆さんにキャンパスでお会いできる日を楽しみにしています!』
そして隊長、私から大事な大事なお願いがあります。
それは、『新型コロナウイルスに感染したことが分かったら、すぐに大学保健室へ連絡する』ということです!
連絡が遅れ、一定期間が過ぎてしまうと、感染経路や他の感染者の調査が難しくなってしまいます。武蔵大学は小規模な大学ではありますが、都内に位置しており、感染するリスクは十分に高いと思います。小さいからこそ、自分自身が感染したことで、周囲の人々が感染してしまい、そのまま知らないうちにウイルスが広まってしまう可能性も考えられます。負い目を感じる必要はありません。ただ、少しでもウイルスが広がらないためのご協力をお願いします!
以上、調査報告でした!
さて、皆さん武蔵大学の感染予防対策と各マスクの効果についてご理解いただけましたでしょうか?
今回、インタビューをするまでは、マスクの着け方にばかり注目してしまっていて、種類ごとの効果にはあまり関心を持っていませんでした。しかし、今回、リモートではありますが、直接それぞれの効果を聞くことができ、私自身、間違って認識していた部分を再確認するきっかけにもなりました。
皆さんがこの記事を読んで、新たな知識を得たり、感染予防に対する関心を高めたりするきっかけにしていただければと思います。
また、今回の記事は現時点での対応です。新型コロナウイルスは日々感染拡大し、その効果的な情報も日々変化しています。大学の対応が変更される場合はホームページや武蔵大学在学性のサイトに掲載されると思いますので、要チェックです!
最後に一言だけ…
ご飯をいっぱい食べて、たくさん寝てください!これはマストです!
読んで下さり、ありがとうございました!
社会学部:あらい(素材:いらすとや)