「落単」について調査してみた

2021年03月15日


「怖いよ~『落単』が怖いよ~」

落単とは、履修している講義において単位の取得要件を満たしておらず、単位を取ることができない状況を、「単位を落とす」と表現したことから派生してできた用語です。

期末課題の提出期間が終了し、成績開示を待つこの長期休みの時期になると私はいつもこんな気持ちになってしまいます。

オンライン講義がほとんどの前年度でしたが、「講義に寝坊してしまった、、、」「え、レポートの提出期限ギリギリじゃないか!」なんていう悲しいトラブルだけは、皮肉なことにいつも通り私を苦しめ続けました。このような出来事はより一層不安を大きくし、




「落単」→「再履修」→「また落単」→
留年




という最悪なフローチャートが頭の中に完成してしまいます。許せない、、、落単は敵だ!平穏な長期休みを返せ!




と、ここまで落単に関する恨み辛みを書いたわけですが、


「いやいや単位なんて落とすワケ無いでしょ」

「時間が死ぬほどあるのに勉強できないとか頭ワル~」


って思ってるそこのキミ!意外とすぐ近くまでその脅威は迫ってきているかもしれないぞ!その証拠に、SNS上で大学生に実施したこのアンケートをご覧に入れましょう。

(n=47)

そうなんです、落単の経験が「ある」と答えた学生は意外にも過半数をこえているんです。いつも一緒に講義を受けているあの子も、気になっているあの子も、もしかすると単位を落として苦い思いをしているかもしれません。



(n=31)

その原因に関しての質問では、「試験の点数が足りなかった」「出席点が足りなかった」の回答が多く見られました。

「その他」の回答には、「授業内容が合わずに出席を途中で止めてしまった」「レポートの書き方がわからねぇ!」などが寄せられ、人によってさまざまな原因が影響しているようです。

多数派の意見を参考にすると、試験の対策が十分でなかった場合普段の講義をサボりがちになってしまう場合の大体2パターンで単位を落としている学生が多いといえるでしょう。



より詳細な事実を知るために、実際に単位を落とした経験のある武蔵大生の話を聞いてみました。


―落単した一番の原因は何ですか?



バイトに力を入れすぎてしまったことですね、オンラインをいいことにバイトしまくってたら4単位落とすのは確実になりました

―時間割はどのような組み方をしていましたか?


こんな感じです。オンラインだからこそ、講義に参加するのがめんどくさくならないように少なめの講義数で履修を組みました。でも結果としてバイトをやり過ぎちゃったんですけどね

―こだわったポイントが裏目に出るなんて予想外すぎる、、、

―落単した一番の原因は何でしょうか?


サボり癖
先送り癖





―全部で何単位落としたんでしょうか?

 


6単位かな、今思い返してみると単位取得を諦めた講義はほとんど無くて、試験まで受けた上で落としているものがほとんどだわ、、、準備不足ってやっぱりよくないな



―ちなみに、その時の時間割とかって、、、




んー、忘れた!





そういうとこだぞ。




はじめに言っておくけど、おれの時間割は記事に載せないでくれ



―どうしてですか?


恥ずかしいから

 

 

―かわいい理由。そこをなんとか! 
 

その後、交渉の末掲載可能な形に書き換えたものがこちら↓





全然分からなくなった。





―では、単位を落とした原因についてお聞きしてもいいですか?


うーむ、1年の時あまり単位落とさなかったし、ヨユーだと思ってたら落としてた。あとは授業に行くのがダルくなったことかな~、その結果履修してる半分くらいの単位落としてもうた

 



―その後何か気をつけていること等はありますか?




講義に間に合うように朝のうちに起きること、出席が足りなくて単位を落としてばっかりだったから




―なるほど、ありがとうございます!




インタビューに応えてくださった3名の方ありがとうございました!



たまたまかもしれませんがこの3人に共通していたのが、2年次に失敗してしまっているということです。


中学や高校で、2年生は中だるみの時期だと散々聞かされてきた経験があると思いますが、大学生活においてもそれは同じなのかもしれません。


以上を踏まえた上で単位を落とさないためのポイントは、、、



こんなところでしょうか、自己管理の大切さが身にしみるようなアンケート、インタビュー結果だったと思います。

自分の体質や性格などを見極めたうえで履修を組む勉強と娯楽やアルバイトのバランスを考えてスケジュールを組む、という基本的なことを心掛けていきたいのですが、、、これがなかなか難しいんです!

どうしても生活リズムが崩れてしまいがちな大学生、まずは講義を中心に考えた生活をすることで単位を落とすリスクも減っていくと思います。


この記事を読んだ1人でも多くの大学生が、1つでも多く単位が取れることを願っています。

(素材 : いらすとや)
(社会学部2年 小林)
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