大学でカブトムシ捕獲を目論む男
7月初旬。男はきじキジに入部して初めての企画を考えていた。
もうすぐ大学生初めての夏休み。
なにか特別なことがしたい。
コロナ禍の夏、武蔵、特別なナニカ。
そうして思い至ったのだ
そうだ———
———カブトムシを捕まえよう。大学で。
そんな感じで僕のカブトムシ企画がスタートしました。
お初にお目にかかります、タナカです。もうすぐ冬休みですね。
夏真っ盛りな記事に季節感がバグっておられることと思いますが、ご容赦ください。
自然が豊かなキャンパスとして紹介されることがあります、江古田キャンパス。
評判になるほど豊かなら、カブトムシの一匹や二匹、いるのでは?
そんな素朴な疑問に自問自答すべく私は動き出しました。
それでは早速、キャンパス内でカブトムシを捕まえようとする際の手順を紹介したいと思います。
今回はキャンパス内に罠を仕掛けて捕まえる方法を採用しています。
1、罠を仕掛ける場所と期間を選定する。
2、施設課の許可をとる
3、罠を製作する
4、罠を申請した場所に仕掛ける
5、待つ
6、罠をチェック&回収する
まずは罠を仕掛ける場所と期間の選定です。
当初はカブトムシの生態を調べ、よく捕まえられるという樹木をもとに場所を選定しよう。。。!
、、、としたのですが、よくいるというクヌギ付近にはあまりにオーラを感じなかったため方向転換。
キャンパス内を隈なく散策し、カブトムシがいそうだ、と筆者の勘が訴えてくる場所に設置することにしました。
実施期間は私の予定とカブトムシの予定、そして天候などによるアクシデントを考慮し、広めの期間内に五日ほど罠を設置させていただくという方針を取りました。
次に施設課の許可です。
ここでは仕掛ける罠の詳しい形を説明し、罠を設置する期間と場所を申請し、不審物として撤去されないように警備員さん向けの書類を提出します。
当初想定していたよりもずっと施設課の方たちは大変真摯に対応していただきました。ありがとうございました。
私が申請したのは8/7~19の二週間弱。
いつでも設置できるように罠の製作に取り掛かります。
罠の造りはとってもシンブル。
基本的には2Lペットボトル一個で出来ます。
まずキャップ部分をカッターで切り取り、
そこから本体上部を切り取り、
ひっくり返して、
グッと押し込んだら形としては完成!
こんな調子で四つ作りました。
そして色を塗ると、、、
これはなかなかにいい工作ができているのでは?
企画内容は置いといて大学生の貫禄が出てますね。
それでは罠を仕掛けに行こう!
、、、行こう!
、、、、、、行こう!
雨です。
雨が降っていました。
台風&記録的長雨。
流石にこんなに降るなんて、聞いてません。
申請期間が終わりへと近づく中、ギリギリ二日前の18日、ようやく晴れました。
罠を仕掛けて(×4)、明日まで待ちます。
(すっごい蚊に刺された)
翌日(この日はきじキジでのPhotoshopワークショップの日でした。)
ワークショップを終えて罠の様子を見に行きました。
結果は、、、、
惨敗。
ただ熟れたバナナがペットボトルの底にあるだけでした。
甦る夏の記憶。
♪ カブトムシ/aiko
男子大学生の願いは儚く散っていきました。
ですが全てが否定されたわけじゃない。
今回はあまりにタイミングが酷かった。
時期をずらせば、、、もしかするかもしれません。
次はあなたが挑戦してみては?
To be continued…?