ムサシのゼミのVRプロジェクト『ぶみゅー』ってなんだ⁉︎

白雉祭の企画ひとつに、これだけのバックストーリーがありました。ひとの熱量を感じますね。

もういよいよ『情熱大陸』とか観てる気分です。

 

この流れで、第二回プロジェクトについてもうかがってみたところ……、

 

清水谷:……今、さとうさんが想像しているのは、たぶん「ヴァーチャル武蔵を使った、新しい展示」だと思うんですけど……、

———……?

清水谷:……私たちが今計画しているのは、そういうのじゃなくて、…………「コロナ禍」っていうテーマは同じですけど、……また、違う感じの、やつ、……です。

小森:……それ、もう言っちゃっていいんじゃないの(笑)

岡本:すげえアバウト(笑)

松本:(笑)

小森:別に、隠そうとしてるわけでもないし(笑)

松本:……そう、清水谷くんが言ってくれたようにヴァーチャルキャンパスのフォーマットは、現段階の方針として、第二回の展示では使わない予定です。

今回のcluster上での展示の問題点として、「インタラクティブ性」がなかった、というのが挙げられます。具体的に言うと、鑑賞する人と展示物の間に交流が生まれにくかった。作品を「見るだけ」で終わってしまっていたんですね。

また、先ほども言ったように、今回のピクトグラムという展示物は、調査したことのすべてを反映できているわけではありませんでした。

なので今度は、ピクトグラムから少し目線を外してもうちょっと俯瞰的に、……例えば「世界的には、ミュージアムがどういう影響を受けているのか」とか、そういうデータが視覚的にわかるような「見せ方」にフォーカスしていきたいな、という話をしています。

小森:清水谷くん岡本くんはどう? 何か、新しいプロジェクトについて。

岡本:授業の話し合いでも出ていたのはやっぱり、展示物に英語のキャプションをつけるとか、こう……外国語に力を入れて、外国人の方とか留学生が見に来てもわかりやすいように、っていうのはアイデアとしてありますよね。

小森:「バイリンガル化」だね。今ある展示物をバイリンガル化するっていうだけじゃなくて、ね。

岡本:(手を挙げて)はい、僕の仕事です(笑)

小森:そうだね(笑) 岡本くんの仕事になるね。

 

清水谷:じゃあ、そんな【VMMU】プロジェクト第二弾の企画を…………、では、発表します……!

一同:……(笑)

小森:何それ(笑)

清水谷:いや、……さっき、焦らすような感じにしたのはちょっと、『バーン!!』っていう、重大発表感を出したかったので……(笑)

一同:(笑)(笑)(笑)


これぞ、静止画では伝わらない空気

松本:あ〜〜なるほど、そういう意味だったのね! さすが清水谷くんだな(笑)

清水谷:なんか、記事として、特ダネ感あったほうが面白いかなあって……大したことないんですけど(笑)

小森連携が取れてない(笑)

———しっかり記事に反映させていただきます(笑)

清水谷:…………えーと。第二弾の企画は、題して……!

———…………、

清水谷:……『コロナ禍におけるミュージアムマップ』というのを、やりたいと思います!(パチパチ……!)

一同:(パチ、パチパチ……(笑))

 

小森:……なんか、記事のオチがついたかもしれないね(笑)

———めちゃめちゃ反映させていただきます(笑)

 

清水谷さんの(予期せぬ)スーパープレイによってセレモニーっぽい感じで発表された、第二回プロジェクト『コロナ禍におけるミュージアムマップ』。ヴァーチャルキャンパスは使わない、ということでしたが……、

清水谷:イメージとしてはこう、ウェブサイト上に大きな世界地図があるんです。

地域ごとにクリックしてもらうと……オンラインでリアルタイムにできたらいいんですけど、例えば消毒やマスクが「必須」だったら3ポイント、「任意」だったら2ポイント、という感じに、各ミュージアムのコロナ対策がグラフとかでわかるようにできたらいいな、と考えています。今回活かしきれなかったデータも資料としてあるので、そこからもう少し発展させてビジュアル化したりして。

いかにわかりやすく伝えるか、見やすく面白くするかというのがポイントだと思うので、これから試行錯誤して、展示していこうというプロジェクトです。

———いいですね。コロナに対する国ごとのスタンスの違いとか、国民のマインドの違いとかって、結構あるみたいですからね。

松本:“運営側”の僕たちの思いと同時に、……コロナによるさまざまな影響について、国際機関などがレポートとか、データを出したりしているんですけど、そういう数字の情報の「見せ方」という点についてはまだ、あまり考えられていないという現状が世界的にあるんです。

なので、僕たちはその「見せ方」っていう部分にこだわってやりたいね、という。

……あ、ごめんね清水谷くん、さっき先走っちゃって(笑)

清水谷:(笑)(笑)

松本:あんな感じにすると思ってなかったから(笑)

小森:誰も思ってなかった(笑)

清水谷:一応、これが記事の『特ダネ』です!

岡本:(笑)(笑)(笑)

———すごくありがたいです(笑)

清水谷:時期としては、具体的に目指しているのは1/15(金)です。そのくらいの週に公開できたらいいなと思っています。

小森:情報は引き続きInstagramTwitterと、あと公式ウェブサイトとかで発表していく感じかな。

 

終始ありがたい感じでお話を聞けた、第二回プロジェクト『コロナ禍におけるミュージアムマップ』。青文字部分が各ページのリンクになっているので、ぜひ見てみてください。

 

【次のページ】『箱』としてのヴァーチャルキャンパスの可能性

1 2 3
PAGE TOP