ヒトリグラシズ第4弾~アパート暮らし×学生寮暮らし~

2014年09月22日

武蔵大生は実家暮らしの人がほとんどですが、中には大学入学と共にもう1つの新生活、すなわち一人暮らしを始めた人もいます。

今回は「アパート暮らし」と「学生寮暮らし」を始めた1年生のお2人に対談していただき、それぞれの生活では何が違うのか、また住む環境は違っても、同じ一人暮らしならではの話を聞いてきました!

 

 

<2人の出身地> 新井:群馬県  中山:静岡県

 

―まず初めに、アパート暮らし・学生寮暮らしに決めた理由を教えてください。

新井 「私は最初、一人暮らしをしようと思っていたのですが、親が心配していて。そんな時に武蔵の学生寮である朝霞プラザを見つけたので、親と相談してそこにしました。費用も、食費や光熱水費、インターネット使用料など全部含めて51,000円というのが魅力的でした。」

中山 「私はセンター後期で決まったのでもう寮が空いていなくて、アパート暮らしに決めました。」

 

―毎日の食事はどうしていますか?

中山 「私は朝は作ることが面倒なので、ほとんど食べません。昼は学校で食べて、夜は自分で作るかまたはバイト先でまかないを食べています。」

新井 「私は日曜日と祝日を除く平日の朝食と夕食は寮から出るので、それを食べています。昼は仕送りのものや生協で買ったものを食べます。」

―学生寮では、どんな食事が出るのですか?

新井 「給食のような感じですね。毎日日替わりになっています。朝はご飯とパンが交互に出ます。」

―学生寮とアパートで、それぞれルールはありますか?

新井 「寮では食事の時間や門限などが決まっています。朝食は7時~8時20分まで、夕食は6時半~9時までで、門限は12時までと決まっています。門限が12時までと決まっているのは、大学で遅くまで勉強することやアルバイトをすることも踏まえて設定されています。」

中山 「とくにアパート暮らしでは制限はないですね。」

―学生寮で共同利用するものはありますか?

新井 「食堂とお風呂、洗濯機、それからワンフロアに1個ずつ、水場とトイレがあり、共同で使っています。個人の部屋以外は共同です。」

 

―家賃の仕組みはどうなっていますか?

中山 「私は家賃が53,000円です。」

新井 「私のところは食費やインターネット料金、共用部分の電気代など全て含めて51,000円が固定料金で、それに自分の部屋の電気代だけをプラスして支払います。」

中山 「すごく安いじゃないですか!」

―そうですよね。電気代はないんですか?

新井 「自分の部屋の電気代だけ別ですね。あと風呂場のコンセントを使う事も51,000円に含まれており、それほど電気代はかかりません。先月も500円ぐらいでした。」

中山 「電気代はそれほどかからないですよね。」

―つまりエアコンなどはかかるんですね?

新井 「そうですね。エアコンや扇風機、冷蔵庫などはかかります。」

中山 「私の家はエアコンがないと生きていけないです。ほっておくと夏場は普通に35℃ぐらいいきますよ。住宅地にキツキツに家があるので、風が通らないんですよ。インターネット料金と電気、ガス、水道などでもう10,000円いくので、家賃・食費含めると月70,000円以上かかりますよ。」

新井 「食材など買うのにやっぱり、いくら使ったかつけていますか?」

中山 「私は全部つけています。」

―すごいですね。逆に新井さんはつけないですよね?

新井 「つける必要がないですね。買うものが水やお茶ぐらいと限られているので。」

―全部、自分でまかなっているんですか?その場合、51,000円はバイト代からですか?

新井 「いや、奨学金の中でまかなっています。今はやっていませんが、バイトをしている時は、バイト代からも少し出します。」

 

―節約で気を付けている事はありますか?

中山 「牛肉を買わないこと。」

新井 「一人暮らしって、もやし最強説ありますよね。」

中山 「もやし最強ですね。かさ増しに。」

新井 「何にでも使えるし、お腹にたまるし、アレンジきくし、安いですしね。低コストでいっぱい買えますよね。」

中山 「もやしと豆腐はとても使いますね。電気代は全然節約できていないですね。電気、ガス、水道と家賃は親が出してくれます。」

新井 「1か月にかかる食費はどのぐらいなんですか?」

中山 「2~30,000円ですかね。学食で買うと結構高くついてしまいますね。」

新井 「じゃあ昼はずっと学食か生協ですか?仕送りとかはないんですか?」

中山 「だいたいそうですが月・水は3・4時限目が空くので、家に帰って何か適当に作ります。」

新井 「家賃は50,000円で食費が2~30,000円ですよね。光熱費はいくらですか?」

中山 「光熱費とインターネット料金などを含めると10,000円ぐらいになりますね。結構節約しているつもりですけど、30,000円より下にいかないんです。」

―新井さんは2年後には一人暮らしをしないといけないんですよね。

中山 「大変ですよ。とても困りますよ。」

新井 「寮からの一人暮らし…」

中山 「暇な日は昼くらいから今日の夕食何にしようかって考えますね。」

―今日(7月8日)の夕食は何にするんですか?

中山 「この前のゼミのバーベキューで余った肉をもらったので、多分それを使います。」

― 一人暮らし特権ですね!

中山 「いいよ、持って帰りなよって言われますね。とりあえず、それを消費しないといけないですね。冷蔵庫の中が大変なにおいを放っているんですよ。 でも結構助かりますね。」

―牛は買わないって言っていたのに(笑)

中山 「もらえば食べます。」

 

―それぞれ困っていること、もしくは一人暮らしをしていて良かったことはありますか?

新井 「寮で困っていることは水場やトイレがワンフロアに一つしかないので、いちいち行くのが面倒なことです。お風呂や食事に行くにも1階に降りなければいけないので、少し面倒だと思います。」

中山 「アパートで困っていることは部屋が狭くて洗濯物が干せないので、毎回乾燥をかけに出かけなければいけないことですね。良かったことは自分のペースで自由に暮らせることですね。」

新井 「隣の人の生活している音って聞こえませんか?私の友達は壁が薄くて隣の人の寝息が聞こえるって言っていたんですが、どうですか?」

中山 「聞こえますね。角部屋で下と隣の人の風呂に面しているので、その音がうるさいですね。あと朝の7時30分くらいに窓を開けていると、一斉にいろんな家から目覚ましの音がバーッと鳴り出します。」

―目覚まし時計はいらないですね。

中山 「そうです。でもずっと鳴っている所があってすごくイライラします。今朝もずっと非常ベルみたいな音が鳴っているんですよ。」

―起きなくていい日にそれは嫌ですね。寮ではそういうことはないですか?

新井 「そうですね。寮の近くに自衛隊の駐屯地があるのですが、訓練の音などが聞こえないようにベランダの窓が二重になっています。扉や壁も厚めになっているので、防音は大丈夫だと思います。」

 

 

―学生寮では友達を部屋に入れる事はできますか?

新井 「外部からの友達は入れないです。寮の中の友達と部屋で遊ぶのは大丈夫です。2年生までは寮に居られるので、2年生の先輩はよく部屋に転がり込んでくることがあります。」

―外に泊まりたい時はどうするんですか?

新井 「外に泊まりたい時は、申請を出せば泊まれます。申請は当日でも大丈夫です。」

 

―学生寮の人たちとの交流ってありますか?

新井 「学生寮自体が朝霞のグラウンドに近いので、ラグビーや野球など運動系の部活をやっている人が多くいます。私は現在運動系の部活には所属していませんが、元ラグビー部だったので、部活をやっている人の話を聞けて、大学の友達とは別に寮の友達とも交流できるので、そこが寮の良い所だと思います。」

 

新井 「一人暮らしで運動系の部活をやっていたら本当に大変ですよね。特に洗濯は大変ですし、部活から帰ってきてクタクタなのに料理作って、風呂入ってって、それだけでもう疲れますよね。だから多分、運動系の人は寮を選ぶんだと思います。」

中山 「学生寮の方が楽ですよね。」

 

―それぞれの生活はどんな人に向いていると思いますか?

新井 「寮では料理が作ってもらえて2年生まで居られるので、寮で一人暮らしに慣れてから、その後2年間一人暮らしという風に段階を踏めます。いきなり一人暮らしをするのは不安だと思っている人にはオススメだと思います。」

中山 「私はできていませんが、アパート暮らしは自分の事をきっちりできる人がやらないとグズグズになるので、自分の事をきっちりできる人が向いていると思います。」

 

実家暮らしで、周りに一人暮らしをしている人がいなかった私にとって、今回のこの対談は非常に貴重でした。一人暮らしは大変…というイメージがありましたが、お二人の話を聞くまでは、何がどう大変なのか分かっていませんでした。また、一人暮らしには大変さだけではなく、魅力もあるということも実感しました。アパート暮らしのように、自分の時間を自由に過ごせる解放感や、寮暮らしのように新たな出会いが見つかる環境は、他では手に入らないものです。対談から一人暮らしがどんな生活なのか、みなさんにも知っていただけたのではないでしょうか?

 

 

最後に協力してくださったお2人、本当にありがとうございました!

【社会学部一年 中村】

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