【武蔵大生による】撮影技術を全く知らない学生が、映画を撮ってみたら…【自主制作映画】

じゃあ私からは、「映像の構図」について伝授するわ!
例えば↑の絵について、中村はこの構図を見てどう思う?
奥の人が、手前の人に話しかけているように見えるね。この絵の中心人物は、奥の人だと思う。
そう!本来なら画面左半分を占めている手前の人に注目が行くはずなのに、小さい奥の人に注目が行ってしまうの。
よく映画とかアニメの会話シーンで使われる構図なんだけど、これを「肩ナメ」っていうの!
じゃあ試しに「肩ナメ」で撮ってみると…
うんうん!手前のキャラ・ヘリッシュよりも、奥のキャラたちに目が向くようになってるね!
他にもいろいろな構図があって………
この後もたくさんの構図を伝授された中村。監督たちからの技術を糧に、次の撮影に向けての準備を進めます。
教わった構図の詰まったコンテを片手に、中村は監督としてカメラを回します。
↑左の覆面で、カメラを回しているのが私、中村
しかし、実際に撮ってみると「思ってたのと違う!」というカットになることもしばしば。そうした際には
中村監督、下から見上げる構図にすれば、カッコよく撮れるんじゃないですか?
監督、動きながら撮ってみると印象変わると思いますよ! あ、でも手ブレとか立ち位置とかには気を付けて!
演じる側から見える視点もあるのでしょうか、実際に演者さんや近くにいたゼミ生たちの意見を取り入れると、いいカットになることが何度もありました!
そうした仲間たちの協力もあり、無事自分の担当シーンを撮り終えることができました!
次の日では、主人公アサヒ役として、自分の登場シーンの撮影が控えています。
殺陣シーンもあるということで、この日は体を十分に休めました!
次ページ:遂に演者としての出番が来た中村。しかし彼に大きな試練が降りかかる…!