学生集まれ!梶裕貴さんが武蔵大学に来たよ!
「武蔵大学に梶くんが来たぞ…!!!」
ごきげんよう。四年のももんがです。
10月5日、声優の梶裕貴さんがパーソナリティを務める「梶裕貴のラジオ劇場」の公開収録が武蔵大学の大講堂で行われました!
そして今回、特別にきじキジのために梶裕貴さんが独占インタビューに応じてくれました!ここでしか読めないので、ぜひ最後までお楽しみください!!
―2020年、オンラインの配信という形でしたが、白雉祭(武蔵大学の文化祭)のトークショーに出演して頂いたと思います。
武蔵大学や学生に対してどのような印象をお持ちですか?
当時はコロナ禍直後で、学園祭の開催自体が難しかったですよね。
それでも実行委員の皆さんが一生懸命盛り上げようとしてくださっていて。
トークイベントのゲストとして呼んでいただけてとても嬉しかったですし、みんなで楽しい時間を作ろうとしてくださっているのは、本当に素晴らしいなと思いましたね。
なので、いつかリアル開催にも出演できたらと思っていたので、今回実現してくださって、とても嬉しいです。
―私もとても嬉しいです!!
実は私は来年から社会人になるんですが、自分の夢がよくわからなくなっています。
梶さんはご自身の夢を形にしたと思いますが、どう考えて行動されていましたでしょうか?
そうですね…。僕は「出会い」って大事だと思います。
自分が声優を目指し始めたのも、声優の大先輩の言葉との出会いがきっかけでした。
「声優という仕事は、何を頑張っても全部自分の力になる職業だよ。」
その言葉はいろいろな物事に興味があって、夢を一つに絞れないことがコンプレックスに近かった自分を肯定してくれたような気がしています。
そう考えると、人との出会いや言葉との出会い…すべての出会いが、自分にとって必ず大きな力になってくれるものだと思うんですよね。
沢山の物事に興味を持ち、実際に触れて吸収することによって、狭くなっていた自分の視野を更新することができると思うんです。
―学生に向けて一言アドバイスするなら何を伝えたいでしょうか?
だからこそ、挑戦することを怖がらないでほしいなと思います。
いくつになっても、何を何年続けても、挑戦し続けることは大事かと。
その中で…次第に、苦手なことや不得意なこともわかってくると思いますけれど、それでも一度は挑戦してみる。
逆に、自分でも意外なほど「才能があるかも」「これで戦えるかも」と思えるものと出会えるかもしれませんから。
たとえ上手くいかなかったとしても、努力した分だけ得るものがある、ということだけは忘れないでほしいと思います。
皆さんのこと、応援しています。僕も頑張ります!
梶さん、とにかくヒーローみたい…。
もちろん主人公やヒーローのような役柄を演じられることはとても多いと思います。
ですが、数々の役柄に挑戦してきた梶さんだからこそ、様々な声を駆使して戦ってきたことがとても伝わってきました。
また、インタビュー中も終始笑顔でお答えいただき、肩の力を抜くことができました。我々学生にもとても優しく接して頂き、梶さんの方から笑顔で緊張している私に手を差し出し、握手して頂いたことがとても印象的でした。まっすぐで学生の悩みに真摯に向き合ってくださる穏やかな方なのだと感じました。
時は少し経ち、20時からという夜遅くにも関わらず、多くの観客の方々が会場を埋め、収録がスタート。
ゲストに声優の山寺宏一さんをお迎えし、番組史上初の公開収録となりました。
何よりもスイッチの入り方がすごい!!
インタビューの際はとても穏やかにお話されていましたが、劇場の時のテンションの緩急といったら。ラジオでは見られない空気感や表情に観客が一瞬で釘付けに。
山寺さんはテンポ良く食い込んで相槌を打ち、梶さんは身振り手振り全身で表現されていました。お二人の信頼が伝わってくるようなテンポの早いかけあいがあって、声に張りがあってすごい。
何より、私の隣の人も後ろの人も肩を震わせ、声をあげて笑っていて、「声だけで笑いってとれるんだ!」と思いました。
収録ではリスナーから送られた脚本が計3本朗読されました!
お二人の性別も年齢も超えた演技に驚かされたり、シリアスなシーンの緊迫感に息をのんだりと会場全体がお二人の創り出す世界観に包まれました。
他にも人以外の音を出したり、収録現場でのお話しであったり、芸歴の長いお二人だからこそ、声優界のリアルな話を聞くことができて、会場がお二人のとりこになっていました。
普段のラジオだと声だけですが、「本当に一人で何役もやっているんだ!」と、声優という仕事の凄さを見ることができました。
客席の間を通って帰られる際も、お二人とも最後までファンサがすごかった!!
特に梶さんは、お客さんからのポージングを受けて、指ハートをして首を傾げたり、二階席にファンサを送るためにわざわざ戻ったり…
こんなに距離が近い(しかも無料という)イベントがあるなんて…
夜遅くまで楽しませていただきました!!!
沢山お話しして頂いた梶裕貴さん、そして取材実現に向けて調整を重ねて頂いたすべての方々に深く御礼申し上げます。
これからも梶裕貴さんと武蔵大学とのご縁が続くことを祈って。
執筆:社会学部4年 ももんが
写真:社会学部4年 てらだ