江古田で散髪
こんにちは、部長のてらだです。
きじキジの部室には、先輩たちが書き残していった「企画案」があふれています。
※企業秘密のためボカシあり
そんな中、目に止まったのがこれ。
その発想はなかった。
今年から、武蔵大学は授業1コマが105分になりました。正直長くないですか?
空きコマがある学生も多いと思いますが、髪を切るなどして時間を有効活用していきたいですね。
今回、フリー素材カットモデルとして協力してくれたのは、てらだのゼミ友達、宮内くんです。
某おじさんのマネをしてもらいました
1年生の英語で同じ授業だったじゃん?(当時はオンライン授業)
その時のZoomに写ってた姿がすごい印象的なんだよね。
どういう状況?っていう感じの
(当時の再現)
授業が夕方だったから、カーテンを閉め切ってたんだよね。
毎回ホラーだった
そんな彼も3年生になり、現状がこちら。
ということで…
宮内くんをかっこよくしてもらうべくお邪魔したのが、武蔵大学から徒歩3分のところにある「理容星野」さんです。
今回お世話になったのは、3代目の星野貴宏さん。
余談ですが、前日にアポ取りをした時にまずびっくりしました。
予約をしたいんですが…。
うちは予約取ってないんです。いつでも空いてる時に来てもらう、これが江古田スタイル。
(なんかかっこいい…!)
いざ、断髪式。
今の心境はどうですか?
実は、1000円カットじゃない理容室って初めてなんですよ。そういう意味でもワクワクしてますね。
どれくらい伸ばしたんですか?
最後に切ったのが去年の6月らしくて。
衝撃的だったんですけど。
それが人生初の1000円カットで、もっと前の中学高校時代は理容店行ってたんですけど、
それからしばらく浪人時代があって、その時は親がバリカンで切ってました。
親が「外に出ないし、いいんじゃないの?」って(笑)
このお店はどんなお客さんが来るんですか?
武蔵の大学生・院生で来てる人はいますね。
武蔵の教授の方や、職員の方も来ます。
みんなしゃべりにきてる感じ。なんでもいいんだよ、話なんてね。
いろんな人が来るんですね。
みんなバラバラだから面白いよね。
たまに外人の人が来るんだけど、通訳連れてくる人がいる。プエルトリコ人で。
プエルトリコ人!?
プエルトリコはいい床屋が無いらしくて、終わったら「一緒に(プエルトリコに)帰りましょう」って言われて。「専属?」みたいな(笑)
大学でも外国の学生っているのかな?
いることはいるんですけど、なかなか積極的に関わろうとしてないですね…。
大学のMCVってところに行けば交流できるんですけど。
日本語禁止のところだっけ。
奥さんが英語の先生っていうお客さんがいて、その人から聞いたんだよ。
その英語の先生って、僕らが1年生の時習ってた先生じゃない?
※個人名は出しませんがガチでした
すげーーー!繋がった。
鳥肌たった なかなかこんなことないから。
床屋は、意外と点と点がつながることってあるよ。こっちもやっぱ嬉しいよね。接点があるんだって。
床屋って、友達でもないし、会社の先輩後輩でもないから独特な関係でさ。
しかも一瞬じゃないし、1時間ぐらいいるから。素を出してくれた瞬間がいいですね。
「理容星野」さんはいつから江古田にあるんですか?
それは親父の方が詳しいですよ。
なんと、2代目の星野輝久さんにもお話も伺うことができました。昔の江古田について聞いていきましょう。
うちは、昭和二十年開業。
武蔵とは親戚みたいなものだね。武蔵の偉い人も知ってるから(笑)
江古田の良さはなんでしょうか?
文教地域なんだけど、その割に静かでいいよね。
確かに。3つ大学がある割には、そうかもしれませんね。
今は体育系の部活は朝霞(グラウンド)に行っちゃってるけど、昔から(学生との)距離が近かったよ。「転職したけど、こういういい会社に入れましたよ」って報告に来たり。
登校拒否になっちゃった大学生がいたんだけど、「卒業はしなきゃだめだ」と説得して、1年留年したけど卒業できました、って話に来たのは良かったね。嬉しかった。
いい関係ですね。大学の近くにあると、いろんな情報が入ってくるんですね。
話が弾んでてすっかり忘れてましたが、カットもどんどん進んでます。
この量はすごい。
こんなに髪が切られてるのみたことないもん。
もちろん、シャンプーや髭剃り、眉毛を整えることもしてくれます。
てらだも床屋には行ってるんですが、外側から見たことはないのでめちゃくちゃ新鮮でした。
それでは、お待ちかねのビフォーアフターをご覧ください。
1年間伸び続け、殺風景となっていた髪は、匠の手によって大変身。
感想を聞いてみましょう。
床屋に行くと、頭がスッキリするだけじゃないんだよ。
胸がスッキリするの。だから、床屋って心療内科を兼ねてるんだよ。
すごい。名言ですね。
使わなくていいよ(笑)
ということで、たまには床屋でおしゃべり、いや散髪に行ってみるのもいいかもしれません。
星野さん、ありがとうございました!
執筆:社会学部3年 てらだ
ゲスト協力:社会学部3年 宮内くん