うらキジ第05号「セミのぬけがらはいきものに入りますか?」【セミの武蔵】
がんばらない裏面ブログ、今週は「セミのぬけがらの話しかしてないけど写真とかはないから安心してね」など。
こんばんは。小学生時代、ダンボール箱すりきりいっぱいのセミのぬけがら約700匹を夏休み明けの教室に持ち込み、校長室に呼び出された経験があります。〈うらキジ〉編集長さとうです。
〈うらキジ〉はウェブマガ系サークル・きじキジのメイン記事づくりに疲れきった編集部員たちが、
最弱エネルギーかつ最小コストで超自己完結DIYする「がんばらない裏面ブログ」です。
あとにも先にもマジであの一度きりでしたね。「校長室に呼び出される」って、人生で。
まあ、ほめられたけども。意外と。
「すてきだねえ、わくわくするねえ」つって。
イノウエ先生…………、イノウエ校長先生…………ッ!!
唐突な今週の写真「6月末までこういう土地におりました、離島インターン」
いやーでも人間やっぱり、あれですね。なんでもかんでも、バカみたいな数字で集めてみると本当に達せなくてもいいところに達してしまうというか。
とりあえず学校にぬけがら700匹持っていく程度には、頭がトリップしてましたからね。
そんな、10歳の夏の記憶。
(どうでもいいですが、セミのぬけがらって単位「〇匹」であってるんですかね…………?)
(生命活動はもちろんしてないけど、なきがらということでもなくて、モノとしては要するに人間のツメとか抜け毛と似たような部類のはずなんだけどそれが全身骨格で残ってるってのが、紛らわしいところで。「〇個」がとりあえず安パイな気もするけれど、うーむ。
…………じゃあクマとかトラの頭付き毛皮マットはどうなんだ? ヘビの脱皮は? さすがに「匹」じゃないの?
…………いや、毛皮マットは敷き物なんだから「〇枚」で、ヘビのぬけがらも道に落ちてたら「〇本」って思うよな、たぶん。なんだったんだ今の時間。
あ、そういえばセミモチーフのヌケニン(ぬけがらポケモン)、あいつは一応むし・ゴーストタイプのいきもの扱いっぽいんだけど、「魂が(後天的に)宿った」とか「動かない」「呼吸しない」とかポケモン図鑑でいってるし、HP種族値1だし、性別不明だし、タマゴグループ「鉱物」だし…………)
(「匹」って辞書を引くと【ひろく動物を数える語】という意味らしいんですね〔三省堂, 新明解国語辞典第八版〕。ほかにも【魚一般】とか【銭十文】【布地二反】の単位なんだそう。
じゃあここで「動物」とは何ぞやっていうと【自由に運動し酸素を吸って生きる生物】〔同〕であって、となるとヌケニンは呼吸しないからやはり動物ではないのだな、対義語の「植物」でもないっぽいしタマゴグループ的に。)
(なんにせよ、セミのぬけがらって、生物じゃないもののなかではいちばん生物っぽいですよね。ビジュアルだけじゃなくて、こう、それこそ「魂が宿ってる」感。
セミのぬけがらかaibo(犬型ロボット)かって聞かれたら、セミのぬけがらって答えるんじゃないかな。聞かれたら。
夏の武蔵にも、そろそろセミが現れる頃ですね。わかんないけど、きっとカブトムシも。)
(余談。今回引用した新明解国語辞典さんの語釈ってなにかとこじらせ気味なことで有名で、なかでも「動物園」語釈問題とかはかつていろいろ話題にもなりましたが(「新明解_動物園」で検索してみてね)、私は大好きです。)
(あとヌケニンも大好きです。かわいいから。)
さてさて今週は、なんとこれでおしまいです。
なんか「生命とは何か」みたいな、そういう議論はもう放っときます。
現実逃避。
いきおいそのまま、童心に帰りましょう。
一心不乱にセミのぬけがらを捕まえまくった、10歳の夏休みへ。
パートナー(お祖父ちゃん)と一緒に、世界(近所の公園)を股にかける冒険の旅へ。
そしてこう叫ぶ。
「ポケモンゲットだぜ!」
夏ですね#ミンミンゼミの武蔵 #武蔵のセミはセッションだ pic.twitter.com/dgFLDfCGlO
— Musashi Web Magazine きじキジ (@musashi_webmag) July 19, 2022
みんなも、ポケモンゲットだぜ!!
ピカピ(おわり)!!
【社会学部3年さとう】