【3号館屋上】江古田ミツバチプロジェクト


次にお話を伺ったのは前回のインタビューでも答えていただいた谷口紀昭さん(右から2番目)と代表の大矢登治さん(右から3番目)

 

 

谷口さんも着ていらっしゃるTシャツはこのプロジェクトのもの。正面のミツバチはえこまっちという名前で、日本大学芸術学部がデザインしたもの。裏の習字は武蔵大学書道部が書いたものとのこと。これだけでも江古田のつながりがよくわかります。

 


 


古来からハチミツの免疫力の強さは風邪などを予防し、殺菌作用があることから歯磨きや擦り傷にも使用されてきました。
こういったことを地域の人や学生に食育としてワークショップを交えながら伝えていくという活動もあるそう。谷口さんがその資料を見せてくれました。

 

 

ミツバチ1匹が一生で作るハチミツはスプーン1杯ほどしかありません。

そしてミツバチはハチミツを作るだけでなく、農作物に受粉し私たちの食物を支えています。
もしミツバチが居なくなってしまったら4年で人類は滅びてしまうのではないかというお話がありました。

これはハチミツだけではなく、私たちがスーパーに行けば一瞬で手に入る食べ物は命を懸け、時間をかけて作られています。

谷口さん
だからこそ、大切に食べなければならないんだよと講演しているんだ。「いただきます」ってどういうことか知っている?って。

お魚でも、野菜でもみんな命があるものを頂いているんですよ。
だから命を頂きます、ありがとうございます。ごちそうさまです。

こうやって感謝して食べるんだよと子どもたちに伝えています。

 


 

 

素敵な話を聞いた後、ミツバチプロジェクトに参加する学生メンバーにもお話を伺いました。

私だったら緊張しますが、年齢層の異なる方とお話することに対して、どう思いますか?

 

宮部さん(写真右から3番目)

年齢層の違う方との養蜂を通していろんなお話ができるのは、自分にとっては結構貴重な経験かなって思ってるんで、活動が楽しいです。

 

岩上くん(写真右から2番目)

先ほどの谷口さんとかめちゃくちゃ喋るので、80歳代の方と話すのは貴重な機会です。

 

ハチが怖いという人もいると思うんだけど、2人はどう?

 

岩上くん

防護服を着ているときはあまり怖くなく、スズメバチに対しても強気に出れます。

 

一同

確かに(笑)

 

(これが慣れか…)

 

 


 

 

ミツバチプロジェクトの学生メンバーもコロナウイルスの影響を受けたそう。

去年までは白雉祭のワークショップのみの参加で今年の4月から作業そのものに参加するように。2・3年生も1年生と同じくわからないことだらけとのこと。

 

巣の板の木の枠以外のところを集めて溶かし、オーブンで圧縮。少しずつ成形し、この写真のような板状になります。

この板を白雉祭では溶かし、来場者が蜜蝋キャンドルにする体験ができます。
その他にも展示やスタンプラリー企画があります。文化祭2日目にぜひお越しください。

 

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