【教授の休日】人文学部 黒岩教授の休日

2022年08月18日

〜某日、夏のうだるような暑さの中〜

私は、とある郊外の駅に降り立ちました。

聞くところによると、黒岩先生は中国武術の使い手で、月に数回集まっては稽古をされているそうです。

その日は、稽古を取材・見学させていただくことになっていました。

改札口で待っていると—

 

柄模様のシャツ・パナマ帽の格好をしたダンディーな方が、自転車で颯爽と現れました。

間違いない。黒岩先生です。

今日は暑いねー

これから行くところは分かりづらいので、ここから案内します。

よろしくお願いします。

 

そこから歩くこと数分、緑が見えてきました。

奥へ進むと・・・

開けた場所がありました。

周りを木々に囲まれているおかげか、日が当たっている場所よりも、かなり涼しく感じます。

↑昆虫を引き寄せるための仕掛けがしてありました

 

今日は横田くんの他に、弟子が2人参加します。

こちら、Aくん(仮名)。そして、Bくん(仮名)。

 

<Aさん><Bさん>

よろしくお願いします。

 

はじめまして。武蔵大学の学生の横田と申します。

あれ?

〜さん(Aさんの本名)って、武蔵大学で***(科目名)を担当されてませんか?

 

<Aさん>

はい。そうです。

 

え!?

僕、以前その授業を履修してました!

その節はお世話になりました。

 

まさかの場所で繋がりました。Aさんが黒岩先生の弟子だったとは、夢にも思いませんでした。

 


 

偶然の出会いに驚いたところで、稽古が始まります。

まずは、基礎の動きから。

最初は何をやっているか、わからないだろうけど、横田くんは1日入門だからねえ。

そ、そうですね・・・

(入門? 今日は取材のはずでは・・・)

4人でやっていると、まるで宇宙と交信している集団のようです。それはさておき。

この基礎の動きが技に活きてくることは、後になってわかりました。

基礎の動きを終えると、2人で実践練習です。

相手の腕を・・・

「スパッ!」という感じです(語彙力)。

本気で当てられたら、どうなってしまうのか・・・

 

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