洋書プラザのトリセツ

2015年12月17日

12月と言えば、やはりクリスマス。みなさんはどのように過ごすのでしょうか?

武蔵大学にはたくさんの洋書が集まった特別な施設「洋書プラザ」があり、この季節にはクリスマスの本が紹介されています。武蔵大学には「MCV」という国際村がありますが、他にもまだ海外の言語や文化を学ぶ場があるのです。

今回は、そんな洋書プラザの“取扱説明書”となるような記事をお送りしたいと思います!!

武蔵大学図書館職員の方にお話を伺いました。

 

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洋書プラザのQ&A

Q1.洋書プラザとはどんな所ですか?tosyokan_woman[1]

A1.大学図書館は、大学図書館棟(本館)と8号館地下1階にある洋書プラザの2つの施設で構成されています。洋書プラザには、外国語の本や雑誌が電動式書架に納められています。武蔵大学図書館の全蔵書約65万冊のうち、図書約16万冊、雑誌4万冊が洋書プラザに並んでいます。貸出・返却カウンター近くには、「絵本・多読本コーナー」があり、英語・フランス語・ドイツ語などでかかれた絵本や児童書が集められています。外国語の本や雑誌に興味がある方にお勧めです。

図1

 

Q2.洋書プラザの利用方法について教えてください。

A2.入館方法は本館と同じですが、洋書プラザでは、入口を通った後、カウンターに「学生証」を預けてバッジを受け取ります。洋書プラザの図書は、カウンター内に保管しているものを除き、自由に手に取ることができます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 洋書プラザ入口 洋書プラザ バッジ

Q3.取り扱っている洋書の種類にはどんなものがありますか?book_tate[2]

A3.言語別に見ると、やはり英語で書かれた本が多いですが、ドイツ語、フランス語の本もたくさんあります。また、少数ですが、イタリア語やロシア語の本もあります。分野別にみると、社会科学系(請求記号の先頭が3のもの)が5万冊強、文学系(請求記号の先頭が9のもの)が4万冊強あり、洋書プラザの図書の半分以上をこの2つの分野の本が占めています。

図18洋書洋書

 

Q4.初心者にオススメの洋書を教えてください!図3

A4.初心者におススメなのは、やはりカウンターの両脇にある「絵本・多読本コーナー」の図書です。カウンターに向かって右側には、英語、フランス語、ドイツ語などで書かれた絵本や児童書などが並んでいます。第二外国語を始めたばかりの方でも楽しんで読むことができます。また、カウンターに向かって左側には、英語の語学レベル別の読み物が置いてあります。自分の語学レベルに合わせて本を選べるので便利です。初心者向けの本としては、「Penguin readers:Easystarts」(837.7//F27)が人気です。このシリーズで今年度よく借りられているのは、以下のタイトルです。

. The white oryx

. The Troy stone

. Dino’s day in London

. The big bag mistake

. Lucky break

. Marcel and the white star

 

配置案内 

 

Q5. 英語上級者(特に人文学部)にオススメの洋書を教えてください!図5

A5.英語上級者なら、自分の専門とする分野の洋書を読んでみるというのはいかがでしょうか?最初から分厚い専門書を読むのは大変という場合には、専門雑誌から始めるとよいかもしれません。外国語の雑誌は紙媒体のもの以外に電子媒体のものをたくさん契約しています。大学図書館Webページにある「武蔵大学電子ジャーナル」から利用できます。

 図12図13

Q6.クリスマスにオススメの洋書はありますか?図6

A6.Charles Dickens(チャールズ ディケンズ)の『Christmas Carol』はいかがでしょうか?『Christmas Carol』は、武蔵大学図書館で複数冊所蔵しています。『Christmas Carol』だけが収録されているもの、解説がついているもの、他の物語と一緒に収録されているもの、語学用のレベル別図書の1冊として発行されたもの、日本語の翻訳書など、読む人の好みで本を選べます。

図8

…ということで、編集部員が読んでみました!

~岩波少年文庫(No.551)「クリスマス・キャロル」ディケンズ作・脇明子訳~

「クリスマス・キャロル」は、代表的なクリスマス作品の一つです。

この作品には、クリスマスに対する作者・ディケンズの思いがたくさん詰まっており、あとがきにも書かれている、「クリスマスこそは、家族や隣人たちはもちろんのこと、貧しい人たち、不幸な人たちに対しても心を開き、助け合い、喜びを分かちあうべきときだ」といった願いが込められています。

この本を読んで、クリスマスが多くの人に愛されるようになった原点を改めて実感できました。

また翻訳書を先に読むことで、原作がより読みやすくなり、日本語と英語の表現方法の違いも楽しめると思います。

この冬はぜひ「クリスマス・キャロル」を読んでみて下さい!!

 

Q7.冬季休暇中の貸出について教えてください。

A7.冬季休暇中は大学図書館も閉館しているため、貸出は行っていません。冬休みの長期貸出については、大学図書館のWebページで以下の案内をしています。洋書プラザも大学図書館と同様に、以下の日程で冬休みの長期貸出を行います。どうぞご利用ください。

1)期間

①2015年12月11日(金)~2015年12月22日(火)

対象者: 学部1~3年生、科目等履修生、研究生、学部留学生、練馬区特別履修生、大学院特別聴講学生、武蔵高校生、中学生

②2015年12月11日(金)~2015年12月17日(木)

対象者: 学部4年生、博士前期課程、大学院科目等履修生、大学院研究生、大学院留学生

2)返却期限日

上記①②対象者とも2016年1月18日(月)

*上記対象者以外の方の貸出期間は通常通りです。

*年内の開館は12月22日(火)まで、年始は1月7日(木)から開館します。

図16 

Q8.最後に、受験生や在学生にメッセージをお願いします!!international_school_good[2]

A8.武蔵大学図書館にはたくさんの洋書があります。最近では洋書を所蔵している公共図書館も増えてきましたが、それでも、16万冊もの洋書が並んでいる公共図書館はあまり多くはありません。毎日たくさんの洋書に囲まれて生活できるのは、長い人生のうちでも今だけかもしれません。大学生の今だからこそ、この恵まれた環境を大いに楽しみ、大いに学び、未来の自分の糧としてください。洋書プラザは8号館の地下にありますが、吹き抜けの閲覧室は地下とは思えないくらい明るく、開放感のあるスペースです。本館に比べると利用者の出入りが少ないため、静かに集中して読書や勉強に取り組みたいときにもおすすめのスペースです。

 

 

ありがとうございました!!


いかがだったでしょうか?洋書プラザにはこの他にも、誰もが知っているような有名な洋書や、ちょっと変わった面白い洋書など、様々なジャンルの本もあり、自分の好みやレベルに合わせて、洋書を楽しむことができます。

クリスマスの洋書を読んで、この冬を満喫するのもいいですよね。

人文学部の方はもちろん、社会学部・経済学部の方も、ぜひ洋書プラザに足を運んでみませんか?

~洋書プラザinformation~

施設紹介↓

http://www.musashi.ac.jp/library/shoukai/shoukai.html

利用案内↓

http://www.musashi.ac.jp/library/riyou_annai/riyoushabetsu/index.html

[社会学部2年 中村]

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