世界へ羽ばたけ GDS&GSC

2024年04月05日

『GDS実践とは?』

GDSで目玉なのは、2-3年次に行うGDS実践というもの。

協定留学や海外ボランティア、企業インターンシップなどの異文化体験・現場体験を行うことで、グローバルに活躍できる視野と能力を育成します。このほか、企業と連携した取り組みも行い、実践力を養います。(武蔵大学HPより引用)

私は、先生の伝手で国際大学の教授のもとでインターンとして業務のお手伝いをしつつ、自身の興味に基づくアンケートを作成しました。当時はこのようなテーマで卒業論文を書こうとしていましたね…。

(アンケートを作成する際にブラッシュアップした様子)

ということで、GDS実践で作成したアンケートについて詳しく紹介したいと思います!先日、きじキジのX(旧Twitter)でアンケートの回答を呼びかけて皆様にご協力して頂きました。その結果をもとに分析、紹介したいと思います。

テーマ【オタクと消費行動】

回答数…40 件

男女比…55%:45%

年齢層

やはり回答者は20代が多いですね!

 

第一問『あなたは「オタク」についてどのようなイメージを持っていますか。』

どちらかというと好意的な印象をもつと回答した方が若干多そうです。

 

第二問『あなたは「オタク」と聞いてどのようなことをイメージしますか?』

 


※ユーザーローカルAIテキストマイニングによる分析( https://textmining.userlocal.jp/ )

記述回答してもらった文章を頻度順に挙げています。[熱中]、[アニメ]、[趣味]、[好きだ]などのイメージが強いようです。一方で、「良く言えば一途で物事に没頭できる、悪く言えば周りに無頓着」、「良く言えば一途で物事に没頭できる、悪く言えば周りに無頓着」、「追いかけてるものにしか関心がない人」など、没入や熱中するがあまりにネガティブなイメージと一体になっていると考えている人もいました。

第三問『あなたは自分自身のことをオタクだと感じますか?』

この質問では、[そう思う][どちらかというとそう思う]と答えた方が合わせて70%を超えました。[その他]を選んだ方は11人。その理由としては「誰よりも深く語れるものがほとんどない。」「好きなことはあるが、あまり熱量を注げないから。」と考えているようでした。また[わからない]と答えた方は、「全くオタクではないと自称してる人からしたらオタクだが、オタクを自称してる人からしたら絶対にオタクではないから。」と考えていました。

第四問『情報を集めるときに心がけていることがあれば教えてください。』

こちらの問題では、「公式の情報をチェックする」「情報をリツイートしそうな人のツイートに通知を入れておく」「ニュースサイトやアカウントではなく、コンテンツの公式アカウントから情報収集・拡散をしている」「情報の入手元を調べる」などインターネット上で正しい情報を得るようにしている方が見受けられ、情報戦が繰り広げられていました。

(「プレミアムバンダイでの攻防戦に出遅れないよう、時間管理をきちんとすること。」など、時間管理を行っている人も…笑)

私の所属していたメディア社会学科では正しい情報を得る重要性を学んできたため、きじキジの読者の方のメディアリテラシーが高いという嬉しい結果が得られました。

 

また、買い物をする際にどのような行動をしているのかについてもアンケートを行いました。

第五問『あなたは購入する予定が決まっている趣味の商品がある場合、フリマアプリで購入することはどの程度検討しますか。』

こちらでは、[考慮する][時々考慮する]と答えた方と、[あまり考慮しない][考慮したことがない]と答えた方と半々となる結果でした。複数選択でその理由を聞いたところ、「フリマでしかないものだから。」6票、「中古の方が安いから。」11票という意見や「新品で買いたいから」17票、「制作している企業に直接お金を払いたいから(企業に直接利益が入らないから)」10票「めんどうだから」などの意見が上がっていました。

第六問『あなたは企業とのコラボ商品により、買う予定がなかったものでもつい買ってしまったことはありますか。』

こちらの質問でも回答が半々に分かれました。購入する方は、お菓子や食べ物といった手軽な物、クリアファイルやペンなどの文房具、GUやしまむらなど比較的安価なアパレルブランド、コラボだから記念にという方がいました。私はコラボ商品に弱いので、かなりの頻度で購入しています(笑)。意外と購入する人が少ないと感じました。

【感想】

GDS実践は人によってカリキュラムが異なるので、自分の興味関心に基づいて活動でき、就活にも活きると思います。アンケートを取ってみて、社会におけるアンケートを実施する意義を感じました。商品が多様化する社会の中で、取捨選択をする現代人の姿が見えました。オタクや商品購入といった身近な話題でも、社会学部ではテーマにすることができます。どんなテーマでも研究の対象になることが社会学部の良いところだと私は思います。

留学はGSCにもありますが、企業インターンシップはGDSならではだと思いました。自分が学んできたことを、実際に活用することで、実践力と応用力を得られますね。オタクと商品購入のアンケートでは、自分自身をオタクであると思うかどうかという質問と回答に、強く関心を抱きました。自分自身をオタクであると認める/認めない過程には、私自身がゼミで勉強している人間のアイデンティティの形成と通ずるところがあると思いました。

 

記事の都合で途中省略した質問もありましたが、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

変化の真っ只中にあるGDSやGS専攻のことについて知っていただけたら幸いです。前述の通り、人文学部GSCコースは国際教養学部GS専攻に変わっています。

社会情勢に合わせて、授業やプログラムも変化します。しかし、それによって学生の求めている授業がなくなってしまったら本末転倒だと思います。お互いのバランスをとっていくことが今後大学の運営をする上で必要であると思います。

 


【終わりに】
この記事が、2024年3月卒業生が書く最後の記事になりました!
卒業生より、読者の方へメッセージです。

よこた:(途中から入部したため)活動期間は2年ほどでしたが、その間に取材を通して様々な出会いがありました。
突拍子もない企画であっても協力してくれた、広報部の方々や編集部員のおかげです。ありがとうございました。
そして、私たちの記事を読んでくださった人たちの存在が日頃の励みになっていました。重ねてお礼を伝えたいと思います。今までありがとうございました!

てらだ:あっという間の4年間でした。コロナ禍で部室にさえ入れなかった時代も今では懐かしく、一時は1ケタしかいなかった部員数もずいぶん増えました。無事バトンを渡せて良かったです!
これからも、読者としてきじキジを楽しんでいきたいと思います。ありがとうございました!

ももんが:一読者としてきじキジを楽しんでいましたが、3年秋に思い切って入部してからたくさん執筆の機会を得られてとても幸運でした。記事を書くことが楽しくなりました。短い間でしたが、お世話になりました。皆様、ありがとうございました。ごきげんよう。

 

卒業しました

左から、よこた、てらだ、ももんが


取材;人文学部3年なかたに
執筆;社会学部4年ももんが

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