【たんぽぽコーヒー】君は武蔵の味を知っているか〜前編〜
あなたは、武蔵の「味」を知っていますか。
少人数教育や、自然豊かなキャンパスといった、武蔵大学ならではの魅力を「味わっている」って?
たしかに・・・
武蔵大学は、魅力的なゼミや、ロケ地にもなっているステキなキャンパスなどの魅力に溢れていますし。
(それにも関わらず、知名度が低いのが悩みなのですが)
いや、そうではなく、本当の「味」ですよ。あ・じ。
武蔵の自然豊かなキャンパスには、川も流れている上、緑も豊かですよね。
ある日、模範的な武蔵大学生である私は、濯川を眺めながら「せせらぎ広場」でランチしていたのですが・・・
そこで、見つけてしまったのです。たんぽぽを。
その瞬間、生活に全く役立たない知識ばかり詰め込んだ私の脳細胞が、反応してしまったのです。
「たんぽぽの根は、コーヒー豆の代用品として利用された歴史がある」ということを思い出しました。
そして、もう一人の私が、ささやきました。
「そのたんぽぽを味わえ。100%武蔵産の、たんぽぽコーヒーを作って飲め!!」
と、一人で盛り上がった私は、意気揚々とたんぽぽ採集に向かったワケですが・・・
その前に、たんぽぽコーヒーを知らない方のために、基本的な情報をおさらいしましょう。
現在の日本には、大きく分けて2種類のたんぽぽが存在します。
固有種である「ニホンタンポポ」と、外来種である「セイヨウタンポポ」です。
※本来は、もっと沢山の種類がありますが、この記事にはそれほど影響しません。興味のある方は、ご自分で調べると、面白いと思います。
種類の違いによって味に変化はあるのか、気になるところです。しかし、野生のたんぽぽは、交雑種が多いのが実情です。
交雑種を除いた、純粋な味の比較をした事があるという方は、ぜひ、編集部にご一報ください。
それはさておき。コーヒーの話題です。
たんぽぽコーヒーは、19世紀にアメリカで考案され、(当時)高価だったコーヒー豆の代用品として知られるようになったそうです。また、コーヒー豆の供給が困難になった第二次世界大戦の交戦国、特にドイツで代用コーヒーとして広く飲まれた歴史を持つとも。
名前に「コーヒー」と付いていますが、もちろん、コーヒー豆は使用されていません。タンポポにはクロロゲン酸化合物が含まれており、風味や飲み口はコーヒー豆で作ったコーヒーに近いとされています。
また、カフェインを含まないため、不眠症の方や子供、妊娠・授乳期の女性でも飲用できます。今でも、健康食品コーナーでたんぽぽコーヒーを見かけることがありますね。
とはいえ、デカフェ技術が発達した今、たんぽぽコーヒーを飲むのは、よほどの物好き(のWEBライター)くらいでしょう。(偏見)
↑パッケージ化された、たんぽぽコーヒー
(引用元:Wikipedia『たんぽぽコーヒー』)
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いよいよ、たんぽぽ採集のお時間です